10月10日、もうすっかり秋ですねぇ、というべきところ、今年はまだ気温高めです。おかけで、未だ衣替えができていない我が家ではまだ夏服を着ることができるので助かります。
さて、秋はいろんな諸行事が重なり、時間的にも気分的にもあわただしく過ぎていきます。
10月5,6日と滋賀県大津市で日本弁護士連合会の第60回人権擁護大会が開かれました。全国から2千名近くの弁護士が集まり、人権課題を議論するという大会です。全国から集まるということで、これを機会に翌日から、地元の人間が幹事となり同窓会的な旅行が組まれることが多くあります。
というわけで、今年は近畿管内の私が幹事として、平成26年度日弁連正副会長会ご一同様の滋賀旅行を企画しました。
実は、私の夫は滋賀人です。観光の相談をしましたところ、「滋賀は琵琶湖の他は何もないで」という郷土愛のかけらもないというかおよそ滋賀観光大使にはなれないアドバイスをもらい、それを信じて「ぐるっと琵琶湖一周旅行」を企画しました。
途中近江八幡の水郷巡りと彦根城にはいきましたが、その他はただただ、琵琶湖をバスで回り、ホテルに泊まって普通の宴会料理という何のひねりもないある意味単調な企画です。
私は基本的に単身での気ままな旅が好きなので、こういう団体旅行の企画はあまりしたことがありません。幸い仲間たちは、「このような幹事の役目にはおよそ向いていない石田さんが頑張ってるという点でOK」とかいろいろ励ましてくれたので、これで良しと思っていました。
ところがです。2.3年前の日弁連正副会長会も同種の企画をし、やはり琵琶湖を回る旅をしたのですが、その内容は実に盛りだくさん。
比叡山延暦寺を参拝し、竹生島にも行き、長浜の町を散策し、湖西の国宝級の仏像を拝観し、庭園を楽しみ、彦根城と近江八幡水郷巡りと、なんと盛沢山にしてしかも余裕のある行程。
お宿も近江牛尽くしの食事と、滋賀でこれだけの充実したおもてなしができるとは。
むむむ、この企画の幹事役を務めた大阪弁護士会の元会長に完敗です。お見事です。これって絶対綿密な調査をし、もしかすると下見くらいしているのかなあ。
改めて私にはおもてなしの心がかけていると痛感した秋の日でした。