野球観戦に行ってきた。
観戦したのは,9月27日に京セラドーム大阪で開催された,日本ハム対オリックスの試合である。
・・・とはいえ,私はそれほど野球のファンという訳でもなく,あえて言えば阪神ファンというくらいのものであり,両チームの選手をほとんど知らない。オリックスファンの友人から野球観戦に誘われ,「オリックスの株主カードを使って(優待価格で)安く観られるなら,行ってみますか。」みたいな感じのノリであった。
株主カードを利用する際には予約ができないのだが,友人いわく「オリックスの試合は空いているのでゆったり観戦できますよ。」という話だったし,私自身,4位と5位の試合なので予約席が満席になることはないだろうと高を括っていた。
しかし,日本ハムの先発が「ハンカチ王子」斎藤佑樹投手だったためか,大谷翔平選手目当ての客も多かったのか(?),内野席はかなり埋まっており,1塁側席(オリックス側)を並びで取ることができず,やむなく3塁側席(日本ハム側)で観戦することになった。
ファールボールが観客席に飛び込んだ後に「ファールボールにご注意下さい」というアナウンスが流れるのを聞いて(その他,グラウンドのネット際を歩いている人が注意喚起のプラカードを持って歩いてはいた)これで球団側は安全配慮義務を尽くしたといえるのかが気になったり(興味のある方は札幌高等裁判所平成28年05月20日判決をご参照下さい。),オリックスの選手が出塁したときに「イエーイ!」と言う友人が周りの観客からどう思われているのか気になったり,私が財布を出して待っているのにビールの売り子のおねえさんが素通りして行き自分にそこまで存在感がないのかと気になったり,伊藤光選手が電光掲示板に表示された際に伊藤園の広告が出ているのが狙ってやっていることなのかと気になったり,5回と7回に出てくるチアガールのハッスルダンスでHPが回復した気になったりしながらもゲームは淡々と進み,2対1でオリックスが1点リードのまま9回表(日本ハムの攻撃)2アウトランナーなしというところまできた。
バッターボックスには,偶然私と同じ苗字の横尾俊建選手。2ストライクまできて,「このまま終わりかな・・・。」と思って観ていたところ,ライトに上がった打球がホームランとなり,延長戦となりました。
結局,11回表に日本ハムの大田選手が勝ち越しのホームランを打ち,ゲームは3対2で日本ハムの勝利に。3塁側席は大盛り上がりになり,「こっち側で良かったなぁ・・・」としみじみと感じながら,試合終了後の「いいぞ,いいぞ,横尾!」という歓声が私に向けられたものではないとは知りつつも,良い気分になって,家路につきました。