今回は,大阪弁護士会知的財産委員会の広報担当としての投稿です。
7月20日,グランフロント大阪タワーC9Fにて,大阪産業振興機構,大阪府が主催し,大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会(ODCC)ライセンスビジネス研究会が共催するイベント「ソーシャルメディア時代のアニメ&キャラプロデュース」が開催されました。
第1部では,株式会社ファンワークスの高山晃社長をお招きし,ネット発のキャラクタービジネス「やわらか戦車」,地域のプロモーションとしてのショートアニメ「YUZU7」,ニューヨークタイムズでも取り上げられた「アグレッシブ烈子」等の作品を紹介いただくとともに,ショートアニメの潮流について解説していただきました。
テレビの見方が変わってきており,リアルタイムで見ている人は少なく(録画やオンデマンドで見ている人が多い),複数メディアとの「ながら接触」が多い(アニメを見ながらタブレットやスマホを使いSNSに投稿する)等の話は非常に興味深いものでした。
第2部では,知的財産委員会から白木裕一弁護士が登壇し,キャラクターライセンス契約における実務上の留意点について解説しました。ライセンシーの立場から,望ましい契約条項について具体的に解説する非常に実践的な内容で,キャラクターを二次使用したいと考えているクリエイターの方にはもちろん,これからキャラクターの商品化ビジネスに関わっていきたいと考えている弁護士にとっても貴重なものだったと思います。
知的財産委員会は同イベントに後援しており,今後も,ODCCライセンスビジネス研究会の活動に協力していく予定です。次回以降のイベントについても,本ブログでご紹介していきたいと思っています。
知的財産委員会は,このような知的財産権制度の普及活動とともに,自社の保有する知的財産権に関する疑問に直接対応するために,大阪弁護士会での専門法律相談制度を設け,実務経験に富む弁護士が対応できるようにしておりますので,ご活用いただければ幸いです。