先日,神戸朝日ホールで開催された「青柳晋ピアノ・リサイタル」に行ってきた。
とはいえ,私自身,普段から音楽を嗜んでいる訳ではなく,河合楽器の株主優待でコンサートの招待券をゲットしたので,たまには文化的な趣味の世界を楽しんでみようと思い立ってのことである(招待券がペア券としても利用できるためか、受付では「お一人ですか?」とまるでデートをドタキャンされた可哀そうな男を見るような感じで対応されてしまったのは気のせいということにしておこう)。
弁護士のブログらしい話をしておくと,プログラムはオール・ショパンだったので,(ショパンの死後50年以上経っているため)作曲家の著作権の保護期間は経過しているが,演奏者(実演家)には著作隣接権という権利があるので,演奏中に録音・録画をすると演奏者の権利を侵害することになってしまう。私的使用目的の録音・録画であれば著作隣接権の侵害は回避できるが,コンサート主催者との契約で禁止されていると考えるべきだろう(開場前には写真・ビデオ等の撮影は遠慮するようアナウンスがあった)。
クラシックの素養がないため,途中から,今どの曲を演奏しているのか分からなくなった(拍手するタイミングすら分からない)のには困ったが,最初と最後の曲だけは私ですら聴いたことのあるものだった。
最後の曲はアンコールのもの(プログラムに記載なし)であったが,閉演となった後,前を歩いていた2人連れの女性が「(最後の曲は)これを聴いたら帰れってことよね」等と話していたのを「???」と思いながら聞いていると,会場の出口にアンコール曲の名前が書いてあって,なるほどと感心して帰路につきました。
ショパンの作品をある程度知っている人なら分かりますよね!