10月1日から2日、千葉県の幕張メッセで行われた日弁連の第58回人権擁護大会に出席しました。
初日は3つのシンポジウムが行われ、合計で2,000名近い参加がありましたが、私は現在成年後見人をしていることもあり、第二分科会「成年後見制度から意思決定支援制度へ」に参加してきました。会場は満員となり、ユーストリームでの同時中継の部屋が設けられるなど盛況でした。
当事者の生の声を聞くことができて勉強になりました。まだ参加されたことのない方も是非一度ご参加下さい。
シンポジウムを受けた翌日の人権大会では、「総合的な意思決定支援に関する制度整備を求める宣言」「全ての女性が貧困から解放され、性別による不利益を受けることなく働き生活できる労働条件、労働環境の整備を求める決議」「福島第一原子力発電所事故の被災者を救済し、被害回復を進めるための決議」が採択されました。
この大会は、初日のシンポを目的に参加される人や、大会後の懇親会がメインの人もいらっしゃるでしょうが、私のお目当ては大会翌日の土曜日にさいたまスーパーアリーナで開催される、ジャパンオープンというフィギュアスケートの大会でした。
浅田真央が1年半ぶりに公式戦に出場するということで、会場は暖かい空気の中にも緊張感が漂っていました。
前半の男子はパトリック・チャン、ハビエル・フェルナンデスという2人の世界選手権金メダリストを差し置いて、最後に登場した宇野昌磨が演技終了前からスタンディングオベーションをもらう圧巻の演技で、会場をヒートアップさせました。
そしていよいよ女子の6分間練習。浅田真央が登場しただけで大歓声、そしてトリプルアクセルに挑み着氷するとまた大歓声。そう、この感覚を味わうために会場に足を運ぶのでした。さて5人目に登場した浅田真央は、冒頭のトリプルアクセルは成功したというだけでなく、流れるように次の動きに移るという素晴らしいもの。全体を通して、女性の思いがよく表現された、情感のこもった演技でした。
後半の3連続ジャンプ、ダブルループを2つ入れる(一部ではハーフループを挟む3連続にするという報道もありましたが、これは合わないと思っていたので、その構成にしなくてよかったです)ところでミスがあったのですが、それにもかかわらず、140点台の自己ベストに迫る得点で、予想以上の、復帰戦としては申し分ない出来でした。
ただ彼女の場合、例年、仕上がりが早すぎる嫌いがあるので(五輪シーズンも仕上げが早すぎたと思う)、今後どのようなペース配分で競技会に臨むかが課題だと思います。
これから長野のNHK杯、札幌の全日本と生観戦の予定ですが、特に全日本では先日、素晴らしい演技を見せた本郷理華のリバーダンスも見られるので今から楽しみです。