本日はサッカーの話題を。
連日、様々なニュースや雑誌でサッカーの話題が取り上げられています。
その中でも、日本代表の本田選手の移籍報道が過熱しているようです。
サッカーにあまり興味をお持ちでない方もいらっしゃると思いますので、少し説明しますと、本田選手は現在ロシアのチームに所属しています。そのチームとの契約が今冬までとされているため、契約が切れる冬までに移籍させなければチームに移籍金が入りません。そこで、今夏にでも移籍するのではないかということで、その去就に注目が集まっているのです。
ただ、これまでにも、本田選手はいろいろなチーム、しかも世界的に有名なビッグクラブへの移籍が報じられてきました。そして、その報道があまりにも多く、かつそれらがすべて空振りに終わったことから、いつしか「HONDAエア祭り」と呼ばれるようになりました。
サッカーファンは本田選手の移籍報道がある度に期待して盛り上がり、そしてがっかりする。このような一連の流れがまさに「祭り」たる所以なのです。
本田選手は今夏に移籍が実現するのでしょうか。
祭りはもう少し続きそうです。
ところで、サッカーのルールについてはよく分からないという方も多いと思います。そこで、それらについて少し説明しようと思います。
1 テレビでよく聞く「4−4−2」や「3−5−2」とは?
これは味方のゴールキーパーから見て、どのような配置で味方が並んでいるかを数字で標記しています。4−4−2なら守備が4人、3−5−2なら守備が3人といった具合ですね(ちなみに3バックと言われているのはこのパターンです)。
2 オフサイドとは?
敵の最後尾のプレーヤー(キーパー除く)の位置がオフサイドラインと呼ばれます。このオフサイドラインを基準として、相手陣内においてオフサイドラインよりも敵ゴール側で味方からパスを受けるとオフサイドになります。
と、説明してはいますが、オフサイドにはさらに細かいルールがあり、私自身もよく分からない場面でオフサイドの判定がされたりします。
また、某最大掲示板では、サッカーファン同士でオフサイドについて常に論争が繰り広げられていることからみても、かなり難解なルールといえるでしょう。
さらに実際の試合でも、オフサイド判定を受けた選手が審判に対して人差し指を立てながら「オフサイドじゃない」アピールをします。が、だいたいオフサイドです。本人としては、味方から良いパスをもらったのに自分がオフサイドで台無しにしてしまった負い目から審判に抗議することもあるようです(ちなみに、サッカーでは審判に抗議しても判定が覆ることはほぼありません)。
このように、オフサイドはかなり難しいルールなのです。したがって、「審判がオフサイドと言えばオフサイドなんやろなぁ」と思いながら気楽に観戦するのがよいのではないでしょうか。
3 フリーキックのときにボールの前に人が立ってもいいの?
何らかの反則があった場合には一旦試合がストップし、その場所にボールを置いて試合を再開させる場合があります。このとき、敵チームはボールの前にずらっと並び、自分の陣地内にボールを蹴り込まれるのを防ぐことができます。
なお、ルール上は敵チームはボールから9.15m離れなければならないとされているのですが、自分が見ていない所で試合が再開されないよう、自分たちの守備の体制が整うまで、ボールの前をウロウロしてフリーキックを妨害することがあります。その後、審判に注意されて渋々9.15m下がることになるのですが、その頃には守備がばっちり整っているという具合です。
次に試合を観戦される時には、どのように妨害しているかという観点から観ても面白いかもしれません。選手によっては、「全然知らなかった。こんなとこにボールがあったなんて」というような顔でボールの前をウロウロして妨害している人もいます。
というように、サッカーにはよく分からないルールが多いように思われるかもしれません。しかし、ルールを完璧に知らなければ楽しめないというようなスポーツではありません。
来年にはワールドカップがありますし、祭りを思う存分楽しもうではありませんか。