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Channel: 弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿
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東洋のナイアガラ

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大分県にある原尻の滝、ご存じですか?

今年の夏は大分県に旅行に行き、この原尻の滝に行ってきました。

 

とりあえず宿だけ予約してどこに行くかは現地で決めようという気ままな旅だったのですが、グーグルで大分県の観光名所を検索していると、

 

東洋のナイアガラ

 

というなんともキャッチーな文字が目に留まりました。

数年前に本場のナイアガラを訪ねた時の感動が忘れられなかった私は、すぐにこの「東洋のナイアガラ」に行くことを決めました。

大分市内から車で走ること1時間程度、「原尻の滝」の看板は出てきたのですが、ナイアガラで聞いたゴーッという水の流れる音は聞こえず、水しぶきも見えません。

東洋のナイアガラなんて地元の人が観光客誘致のために大げさに名付けただけじゃないか、こんな疑念も頭をよぎっていました。

ところが、、、

いざ近くまで行ってみると、まるでカーテンの様に流れ落ちるスケールの大きな滝が見えるではありませんか。もちろん規模は本場のナイアガラにはかないませんが、その雰囲気はまさに東洋のナイアガラというにふさわしいものでした。

さらに嬉しいことに、近くに吊り橋が架かっており、そこから眺める滝もまた風情がありました。

旅行では他にもいくつかの場所を訪れましたが、ここが一番印象に残っています。

 

国内にもまだまだ素敵な場所があるじゃないか、と改めて感じさせてくれた夏の旅行でした。

東洋のナイアガラ、おすすめです!


新潟のそば畑

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この3連休、たまりにたまった仕事にきつく蓋をして、新潟に旅行に行ってきました。
目的地は六日町の温泉だったのですが、行く道中、小千谷のそば畑が有名だというので、立ち寄ってみました。

 

そばは食べるし、そば殻の枕も使ったことがあるけれど、言われてみれば恥ずかしながらそばの花はみたことがない…

 

 

白くてキレイだよ~と地元のおばあさんに案内されてついたのがこちら。

 

めちゃくちゃキレイな花畑が広がっていました。

 

 

山の上から見ると、刈る前の田んぼは黄金色、刈田が茶色、そば畑が黄緑色、と地面がきれいなパッチワークのようになっているのもまた素敵でした。

新潟は広いのでまだまだ開拓のし甲斐がありそうです。

 

 

ラグビーW杯

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ついに日本でのラグビーW杯が開幕し、先週土曜には何と世界ランク2位のアイルランドに日本代表が勝利。大金星を挙げました。

ということで日本中が大いに沸いているW杯の真っ最中にブログの執筆が回ってきた私としては、平昌五輪のフィギュアスケート、サッカーのW杯に続いて大イベントの記事を書けるチャンス、なのですが、残念ながらラグビーは前の2競技ほどは見ていない(今回も今日現在まだリアルタイムで見ていない)ので、観戦記というのは書けません。そこでここでは、なぜ私はサッカーや野球ほどの関心をラグビーに対し持てないのか、について書くことにします。

 

まず第一に、ラグビーはサッカーに比べ、日本代表が勝てるチャンスが乏しいと思っていたことがあります。

ただ、これは10年前のことで、前回のW杯からは日本代表の実力向上は目覚ましいものがあり、だからこそアイルランドに勝てたのです。

 

もともと、日本代表が勝てるチャンスが乏しいというのは、ラグビーは格闘技であり、体格がものをいう競技であり、日本は体格面でどうしても見劣りしていました。また、ラグビーは、サッカーのようなロースコアゲームではなく、ハイスコアゲームであるので、ジャイアントキリングが起こる可能性が少なく、日本が強豪チームに勝つ可能性は非常に低いということも言えました。

 

しかし、今の日本代表は体格面で見劣りしないようになりました。またこれは検証していないのですが、今大会は全般的にスコアが低くなってきている気がしています。アイルランド戦のスコアはあまり高いものではありませんでした。そのような要素が、日本代表の今回の活躍に繋がったと考えられます。

 

第二に、個人的には、サッカーと違ってラグビーの場合、ゴールキーパーがいないこともあり、日本人が何より大好きな、「たった一人で敵に立ち向かう(そして力尽きて倒れる)場面が見られないことが、ドラマ性を欠くのではないかと感じてもいます。

 

この、「たった一人で敵に立ち向かい力尽きて倒れる」がしばしば見られるのが野球で、特に高校野球などで絶対的エースと貧打のバックというチームが甲子園に出てきた日には、このドラマがよく見られます。ただ高校野球は近年投げすぎが批判されるようになり、今後は悲劇のエースも少なくなっていくのでしょう。

プロ野球でもそういうケースはたまにあり、かなり古い話で恐縮ですが1983年の西武対巨人の日本シリーズにおける、巨人の西本がその典型として挙げられると思います。

 

サッカーもW杯などを見ていても、強豪チームはキーパーがあまり目立たないのに比べ、日本の場合はシュートが山ほど飛んでくるので「たった一人で敵に立ち向かう」感があり、しばしば感動を呼びます。

ラグビーにはこの、弁慶の立ち往生以来、日本人に受け継がれた悲劇の要素がないように思います。

 

ラグビーW杯のことを書こうと思ったら、ラグビーにないものを書いてしまうことになってしまいました。ここで日本代表頑張れ、というと、何を今更感もあるのですが、でも頑張って1次リーグを突破してほしいと思っています。本当です。

事前復興と持続可能なまちづくり~南海トラフ地震を見据えて~

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小職が所属する大阪弁護士会公害対策・環境保全委員会の委員らその他近畿弁護士会連合会内の委員らが、下記のシンポジウムを企画しています(主催:近畿弁護士会連合会)。

ご興味、ご関心あられる方は是非ご参加ください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

第34回近畿弁護士会連合会連合会大会シンポジウム第1分科会

「事前復興と持続可能なまちづくり~南海トラフ地震を見据えて~」

 

日時・場所:2019年11月29日(金)午前9時30分~午後0時30分

ホテル日航奈良4階「羽衣」(〒630-8122 奈良県奈良市三条本町8-1)

参加費用:無料[資料代1,000円]

 

 大災害に見舞われたとき、持続可能なまちを再建できるか。その成否は住民の意見の反映にかかっています。

 南海トラフ地震の発生確率は今後30年間に70~80%とされ、地震と津波による甚大な被害が予想されています。近畿地方も例外ではなく、官民問わずあらゆる場でその対策が喫緊の課題となっています。災害から逃れられない以上、速やかな復旧・復興に力点が置かれることは必然です。

 ところが、実際には自然災害が起きてから復旧事業を急ぐあまり、自然環境への配慮を欠き、あるいは住民の意思を取り入れずに復興事業計画が立てられ、東北沿岸部で建設された防潮堤のように後に深刻な課題を残す例が繰り返されています。被害発生後の限られた時間の中で、長期的な環境配慮や住民の意見反映を尽くした計画を立案することは困難です。

 そこで、災害が起きる前から、持続可能なまちづくりや地域社会のあるべき姿を素描し、それを実行することで災害に備える取り組み、いわゆる「事前復興」の中に住民の意見を反映するカギがあると考えます。

本シンポジウムでは、事前復興の実践を探り、南海トラフ地震等に備える制度提言をしたいと考えています。ぜひご参加ください。

 

基調報告 呉 明浩 (大阪弁護士会 弁護士)

基調講演 牧 紀男 氏(京都大学防災研究所 教授)

パネルディスカッション

パネリスト 

牧 紀男 氏(京都大学防災研究所 教授)

大星 好史 氏(和歌山県美浜町役場防災企画課課長)、

田中 保三 氏(認定NPO法人まち・コミュニケーション理事、元御蔵通5・6・7丁目町づくり協議会 会長)

津久井 進 氏(兵庫県弁護士会 弁護士)

コーディネーター

白倉典武(大阪弁護士会 弁護士)

 

本イベントに関するお問合せ先

大阪弁護士会 委員会部人権課(TEL 06-6364-1227 FAX 06-6364-7477)

 

にわかファン

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 本年9月20日に開幕したラグビーワールドカップ日本大会(ワールドカップといいます。)も、残すところ決勝戦と第三位決定戦のみとなりました。

 ラグビーワールドカップの開幕前は観客を動員できるか不安視されていたようです。ところが、開幕後、日本代表の躍進もあってのことか、当初の不安を払拭しての大盛況といったところだと思います。

 今回のワールドカップを観戦した方々から、「にわかファンですが。」という前置き後に、ラグビーの観戦はとても面白いといった話をよくお伺いするようになりました。実際の試合会場では、世界各国から集まった外国人の観客と日本人の観客が大いに盛り上がっていました。

 これまで、このブログ、【弁護士の放課後ほな行こか~】の中でラグビーワールドカップについて書かせて頂きましたが、にわかファンの一人としては、ラグビーワールドカップを観戦した皆様とラグビーに関する話ができることは非常に楽しいので、「にわかファンですが。」という前置きなどすることなく、大いにラグビーの面白さを語りあえばいいのではないかと思っています。

 ラグビーワールドカップの試合も残り2試合と名残おしくなってきましたが、最後までハラハラキリキリ見逃せない熱戦が繰り広げられると思います。

 南アフリカ対イングランドの決勝戦、ニュージーランド対ウェールズの第三位決定戦、どこが勝つのか。個人的には、南アフリカとウェールズを応援しています。試合の日が待ち遠しい!

 

出張授業のための準備

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大阪弁護士会では大阪府下の高校を対象に、無料で弁護士を派遣して出張授業を行っています。詳しくは下記URL。

 

http://www.osakaben.or.jp/01-aboutus/committee/room/lowroom/02.php

 

この出張授業ですが、平成29年度では300クラスを超える申し込みがありました。

 

私が高校生の時には、こんなことはなかったので、今の高校生はいいなぁなんて思ったりもします(この派遣事業は平成22年度から開始しております)。

 

しかし、人に教えるからには自らも準備をしなければなりません。

準備をしない人はいませんし、自分が知っている分野であったとしても確認をして、備えます。

 

ところが、法律の世界も日々新しくなっていきます。

新しい考え方が導入されることもありますし、新しい社会問題が浮上することもあります。

 

新しい社会問題に対応する場合、時間をかけて準備しますが、今後同じテーマでの申し込みが予想されて、たくさんの講師が必要になると想定される場合、準備を共有化、つまりは講義案としてまとめることになります。

 

こうした講義案のまとめも大変な仕事だったりします。

 

限定承認について

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相続についての相談で,「亡くなった人に負債があるかどうかが分からないのだが,仮に負債があった場合その分を相続しないで,財産のみ相続する方法はないか。」という質問を受けることがときどきあります。

人が亡くなったとき,その相続人は,相続をするかしないかを選ぶことができます。相続する旨の意思表示を承認,相続しない旨の意思表示を相続放棄と言います。そして,亡くなった人の財産から負債を引いたときに,プラスが残るなら相続するが,債務超過になるのであれば相続しない,という意思表示を限定承認と言います。

債務超過であることが明らかであれば相続放棄をすれば足ります。相続放棄は裁判所で手続を行う必要がありますが,それほど複雑な手続ではありません。

他方,限定承認は,裁判所で手続をする必要がある上,債権者らに向け,一定の期間内に請求の申出をすべき旨の官報公告をしなければならず,公告期間が過ぎた後は,債権者らに弁済をしなければなりません。また,相続財産を売却する必要がある場合は,原則として競売に付す必要があります。加えて,相続財産に土地等が含まれており,亡くなった人が取得したときよりも時価が上がっていた場合,「みなし譲渡所得」という税金がかかります。

このように,限定承認は相当の手間と費用がかかるため,これまでは債務超過かどうかはっきりしない場合でも,相続放棄の手続がとられることが多かったのではないかと思います。実際,限定承認の件数は相続放棄よりはるかに少ないのです。

しかし,それでも,今後は限定承認が増えると思います。亡くなった人と相続人が疎遠で,負債の有無がよく分からないケースが増えているからです。

悩ましい場合は,やはり一度弁護士とよく相談して,もっとも合理的な手段を検討すべきと思います。

♪もしかして…デビュー?♪

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前回の記事で,マリンバについて書かせていただきました。今回は,その続編です。

 

夏に祖父たちとマリンバの先生のコンサートに行ってきました。祖父を,住んでいるサービス付き高齢者向け住宅(以下「サ高住」といいます)に送って行くと,サ高住の相談員さんが出迎えてくださいました。

 

「どちらに行かれたのですか?」と聞かれたのですが,ちょうどサ高住の玄関にコンサートのポスターがあったので,「これに行ってきました。こちらの先生にマリンバを教えていただいているのです。」と答えました。すると相談員さんは喜んで,「では,ぜひここのクリスマス会で演奏してほしい。」とおっしゃるのです。「え!私の演奏を聞いたこともないのに…いいのだろうか?」という思いが一瞬頭をよぎったものの,元気に「はい!」と答えてしまいました。

 

マリンバの先生に報告したところ,「いよいよデビューですね!」とおっしゃってくださり,ボランティアで演奏をされている生徒さんを紹介してくださいました。その方が,童謡やクリスマスソングを勧めて下さいました。マリンバの音は木のぬくもりを感じるとともに,高音域はベルのような音も聞こえます。童謡やクリスマスソングにピッタリ!

 

念のため,祖父に演奏する曲は何が良いのか尋ねると,「そうやね~,『天然の美』か『東京音頭』はどうやろ。」という答えが返ってきました。えっ『東京音頭』?音頭は少しイメージが違う…。『天然の美』に至ってはどんな曲か見当もつかない…。この二曲はムリかもしれないと思いました。ともあれ,どうにか時間を割いて,童謡とクリスマスソングの練習を始めました。

 

サ高住の相談員さんに,クリスマス会の日程を確認したところ,「えーと,12月のいつかです。もしかして,クリスマス会ではなく大みそか会になるかもしれません。」え,大みそか会になるかもしれないの?と思いながら,デビューに向けて,『ふるさと』と『ジングルベル』の練習をしています。


東京オリンピックの第2次抽選

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先日まで、東京オリンピックの第2次抽選の申込みが受け付けられていました。

第1次の際はどうせ当たらないだろうと申込みをしていなかったのですが、周りでチラホラ当たっているとの話を聞き、今回は申込みをしました。

申し込んだ競技は、フィールドホッケーです。皆さんフィールドホッケー、ご存じでしょうか?

アイスホッケーを陸上でやる様なスポーツなのですが、ローラースケートを履きませんし、扱うのはパックではなく、野球の硬球のようなボールです。人数は1チーム11人でフィールドはサッカーより一回り小さい程度です。

大学時代フィールドホッケー部に所属してしたこともあり、これに絞って申込みをしました。

(おそらく他の競技よりもだいぶ倍率が低いので)当選することを期待しています。

今年はラグビーのW杯で盛り上がりましたが、来年の東京オリンピックも今から楽しみですね!

趣味に関する独り言(2)

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9月4日に、ブルックナーの交響曲第5番の手持ちCD・DVD28種について、つらつらと書かせていただきましたが、、、

その際、ごく少数(笑)の方から、「第8番ほどではないものの、って第8番はどのくらい持ってるんですか?」とのご質問をいただきました。

 

ということで。
悪乗りして、ブルックナーの交響曲第8番、いってみます。

 

01 ジョージ・セル指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1951年)
02 エドヴァルド・ヴァン・ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1955年)
03 ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1959年)
04 ラファエル・クーベリック指揮シカゴ交響楽団(1966年)
05 ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(1970年)
06 ゲルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団(1970?1975?年)
07 カール・ベーム指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(1978年)
08 エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団(1981年)
09 カルロス・パイタ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1982年)
10 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送管弦楽団(1985年)
11 オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン(1986年)
12 カラヤン指揮ウィーン・フィル(1988年)
13 宇野功芳指揮新星日本交響楽団(1992年)
14 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン放送交響楽団(1993年)
15 堤俊作指揮俊友会管弦楽団(1995年)
16 ゲオルク・ティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1996年)
17 ミラン・ホルヴァート指揮ザグレブ・フィル(2000年)
18 ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(2005年)
19 ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデン(2009年)

 

20 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮バイエルン国立管弦楽団(1955年)
21 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘン・フィル(1963年)

 

22 カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1963年12月7日ライヴ・ALTUS盤)
23 カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1963年12月9-12日・EMI盤)

 

24 オイゲン・ヨッフム指揮ベルリン・フィル(1964年)
25 オイゲン・ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1976年)
26 オイゲン・ヨッフム指揮バンベルク交響楽団(1982年)

 

27 ロブロ・フォン・マタチッチ指揮プラハ放送交響楽団(1973年)
28 ロブロ・フォン・マタチッチ指揮NHK交響楽団(1975年)
29 ロブロ・フォン・マタチッチ指揮NHK交響楽団(1984年)

 

30 朝比奈隆指揮新日本フィルハーモニー交響楽団(1977年)
31 朝比奈隆指揮大阪フィル(1994年)

 

32 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1985年・METEOR盤)
33 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1990年・ALTUS盤/サントリーホール)
34 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1993年・EMI盤)
35 セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1994年・AUDIOR盤/リスボン・ライヴ)

 

36 ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送交響楽団(1979年)
37 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団(1990年・ALTUS盤/サントリーホール)
38 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団(1993年)
39 ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘン・フィル(2000年)
40 ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・フィル(2001年)

 

いや~、やっぱりブルックナーの交響曲の中では、最も手持ち数が多いです。

 

お気に入りは、
11 スウィトナー
21 クナッパーツブッシュ
23 シューリヒト
35 チェリビダッケ
39 ヴァント
です。

 

11 スウィトナー盤は、とにかく、私が思い描くブルックナー演奏からはかけ離れた、凄まじいティンパニの轟音があちこちで鳴り響きますが、ここまで突き抜けた演奏をしてくれると、いっそ快感です。
ティンパニ爆裂演奏でブルックナーを聴きたいという方、ぜひどうぞ。(^_^)b

 

21・23は、ブルックナー好きの中では昔から名盤と言われてきたもの。
とくに23は、私がブルックナー好きになったきっかけとなった演奏で、思い出深いCDです。
21は、終楽章コーダが印象的。
これをさらに極端に推し進めたのが 13 宇野盤ですが、まぁマニア向けでしょう。

 

35 チェリビダッケ盤は、ファンの間で神格化された演奏です。
人によっては、『一枚のCDから宇宙の鳴動が聴こえる』とまで言う演奏ですが、もう『聴く』というよりは、『身を浸す』『身を委ねる』という感じでしょうか。
ホールの残響の具合いが、ドンピシャリはまった録音、とも言えると思います。
私にとっても特別なCDなので、万一に備えて(?)、予備にもう一つ持っています。

 

ヴァントは、ラストのベルリン・フィルよりも、私はミュンヘン・フィルとの39の方が、厳しいけれど堅苦しくない、という演奏で気に入っています。来日公演の37も、録音も含めて素晴らしい!

 

それにしても、1990年は、10月にチェリビダッケ、11月にヴァントが来日して、サントリーホールで第8番を演奏してたんですね。
そのいずれもがCD化されているのは、有り難いことです。

司法修習のこと

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  12月に入りますと,法曹(裁判官,検察官,弁護士)になるための研修である司法修習が始まります。最初は,埼玉県の和光にある研修所に修習生一同が集まり約1カ月弱の間,そこで研修を行います。そしてそれが終わると,年明けから北は北海道そして南は沖縄にまで,各修習生が全国に散らばって修習を行うことになります。

 

 私は現在大阪で弁護士をしておりますが,修習地は「那覇」(沖縄県)でした。しかし正直私としては那覇で修習をしたいという気持ちが強くあったわけではなく,実家のある地元の大阪で司法修習を受けるつもり満々でした。

 というのも,私たちの世代は「貸与制」という制度のもと,かつては支払われていた給与が全くない状態で司法修習を受けなければなりませんでした。仮に遠方での修習をするということになれば,住居を借りたりしなければなりませんので,私としては国から借入れをすることが必要になるという状況でした。

 ただその当時,私は奨学金の借入れもありましたのでこれ以上借金を作りたくないという気持ちがあり,実家のある地元大阪での修習を希望していました。

 

  しかし結局その思いは見事に打ち砕かれ,修習地決定通知には「那覇」と記載されていました。

それを見た私はあまりにも困惑し,そのまま寝込んでしまいそうでした。

那覇で修習するということになれば,上記のとおり借入れをすることが必須と思われましたので,私はその年の修習は辞退しようかと本気で考えました。しかし翌年に修習を再び申し込んで,そのときは修習地を大阪にしてもらえるとも限りません。そのような保証もないので,私は就職先も何も決まっていませんでしたが,借入れもして,那覇へと飛び込んだのです。

 

 那覇での修習がどうだったかというと,正直辛く感じたこともしょっちゅうでした。

那覇での修習を希望する人たちというのは,いわゆる大きな事務所に内定が出ている人(那覇修習=バカンス)が半分くらいいて,もう半分は何らかの形で沖縄にゆかりのある方たちというのが概ねの編成で,私は「何かよくわからないけどいる」というスタンスで勝手に疎外感を感じました。

また,私は大阪の法律事務所に就職したかったので,月に何度か飛行機に乗って帰阪し,様々な面接にトライするもののなかなか内定は出ず,玉砕を繰り返していました(面接で沖縄から来ていることはわかっていながら「どうやって来たの。」と聞かれ,「飛行機しかないであろう。」と思いつつ,「飛行機に乗ってはるばるやって参りました。」と私は毎回答えていましたが,やっぱりわかっていても人は聞きたいものなのですね。)。

 

 このように辛さもありましたが,那覇での修習で本当に有難く感じたのは,人とのつながりです。

 那覇の同期の修習生たちは個性派揃いで,いつ見てもいつ話しても飽きることがなく,那覇にまで来ているくせに,何かに取りつかれたかのように大阪に向けての就職活動ばかりしている私にも分け隔てなく接してくれて,空気も読まずに離島の旅行,ダイビングライセンス取得等に私を連れ出してくれました。

 那覇に来た最初のころには全く想像もしていませんでしたが,就職先も決まっていないのに私は楽しい皆からの誘いに乗り,修習を満喫しはじめていました。そして,私は皆から元気をもらいながら相変わらず就職活動も続けておりましたが,那覇での修習もほぼ終わりに差し掛かった頃,私はついに大阪の法律事務所への就職が決まりました。

 

 司法修習はたとえどの場所で受けたとしても,同期の修習生に限らず,周囲の人たちとのつながりがあれば実りあるものになると思います。ただ,もっと心穏やかに,そして集中して司法修習を受けるためには司法修習生の立場を考えた制度設計にしていく必要があると思います。

 一部給費制が復活しているとはいえ,これで十分であるとは言えません。この制度のせいで法曹への道を諦めている人たちがいるのならば,社会にとっての損失であるとすら言えると思います。

市民の方たちは,法律相談や裁判所等で司法修習生を見かけることがあるかもしれません。そのときは温かく見守ってくだされば幸いです。

  そして修習生の皆さんはくれぐれもお身体にだけは気を付けて,力一杯,修習生活を味わってくださいね。

ドラマ「CHEATチート~詐欺師の皆さん、まだまだご注意ください~」の法律監修をしました

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またまた、ドラマの法律監修話です。

今回は、「CHEATチート~詐欺師の皆さん、まだまだご注意ください~」(読売テレビ・日本テレビ系列。本田翼さん主演)https://www.ytv.co.jp/cheat/

の法律監修をしました。

過去形になっているのは、番組は12月5日で最終話を迎えたからです。

ただ、ネット等で配信されていますので、この本文をお読みになられてご興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ネット等でご覧ください。

 

さて、今回の法律監修を通しても、また、実務においても、感じますのは「詐欺は後を絶たない」ということです。ドラマの中で様々な詐欺が扱われています。特殊詐欺、なりすまし詐欺、チケット詐欺、フィッシング詐欺、美容商品詐欺、仮想通貨詐欺、地面師等、ドラマの中だけでも様々な詐欺が登場してきました。そして、実務においては、もっと、様々な詐欺事案のご相談を受けることが多いです。それだけ詐欺は身近なものだということです。

 

ドラマの主人公は、だます人間を徹底的に追及をしますが、他方で、だまされる人間の鈍感さにもするどい批判の目を向けております。もちろん、詐欺は、だます人間が圧倒的に悪いです。が、他方で、人間が欲望を追求する限り、詐欺は草々になくならない現実もあります。

 

そこで、ぜひとも、詐欺はなかなかなくならないし、身近に存在している、そのことをぜひ知っていただきたいと思ております。そして、「うまい話は早々転がっていない」ということを意識して欲しいと思います。ドラマがそのような契機になればいいなと思います。

 

 

スキー

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忙しいのですが,先週末,ニセコひらふスキー場に行って来ました。札幌で生まれ育った私がここに最初に来たのは,50年前,小学校1年生のときです。私はここが日本一のスキー場と思っています。

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そう思う人が多いのでしょうか,インバウンドブーム以前から,ここは外国人で賑わっています。オーストリアやニュージーランド,シンガポールなどからの方が多いようです。クリスマス休暇だったからでしょう,先日は本当に外国の人ばかりでした。ニセコの飲食店で一冬バイトをして,スキーも英語もうまくなると思います。40才くらい若ければやってみたかったなと思います。

 

2年ほど前,スマホのGPSの速度計で何気なく滑っているときの速度を測定してみました。

なんと,最高速度は時速71キロ!

すいていて雪面のコンディションも良いときに,急斜面の中腹あたりから直滑降をして叩きだした数値です。びっくりしました。

以後,これを上回ったことはありませんが,それでも時速65キロくらいは出ます。まずいなと思い,ヘルメットを買いました。外国の人はほとんどがスキーのときにはヘルメットをかぶっています。日本人にも着用者が増えています。 

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スキー場での事故については,平成7年3月10日の最高裁の判決があります。事故は,奇しくもこのニセコひらふで起きました。判例雑誌に,勝手知ったるこのスキー場の図が載っていて,びっくりしました。中腹あたりの斜面(判決では「急斜面ではなく」と認定されていますが,簡単な斜面とは言えない気がします)をパラレルで滑っていた主婦に,上からウェーデルン(懐かしいなー。今はウェーデルンとは言わず「小パラ」などといいます)で滑って来た大学生が衝突し,主婦が負傷した,という事故です。いずれも上級者だったようですが,学生は下方を滑る主婦に気づかなかったようです。

 

一審や二審は,主婦の学生に対する損害賠償請求を否定しました。スキーには必然的に危険が伴い滑走者は危険があることを認識して滑降しているから,といったことが否定の理由のようです。しかし,最高裁は,「スキー場において上方から滑降する者は,前方を注視し,下方を滑降している者の動静に注意して,その者との接触ないし衝突を回避することができるように速度及び進路を選択して滑走すべき注意義務を負う」として,学生の損害賠償責任を肯定しました。

 

ごく常識的な判決に思えますが,最高裁は「スポーツだから事故に遭っても仕方がない」という考え方をとりません,とはっきり言っているように思います。また,その後のスキー事故の裁判例を読みますと,裁判官は「上から滑って来る人」に厳しい気がします。交通事故の場合,動いている車同士の事故の場合はどちらにも落ち度があるとされることが多いのですが,スキーの場合,「下の人」の過失はゼロとした例もあります。

 

スポーツは危ないから被害者は事故を受け入れなさい(損害賠償請求できない)という加害者の主張が認められないのは,スキーに限ったことではありません。平成30年9月12日の東京高裁の判決は,バドミントンのダブルスで後衛が振ったラケットが前衛の目に当たったという事故で,後衛の過失を認め,損賠賠償を命じています。この件でも,前衛の過失はゼロでした。賠償額は1300万円以上です。

 

スポーツをするときには賠償保険に入ること,そして十分に注意して楽しむことが必要だと思います。暴走しているお前が言うな,と言われそうですが。

漂着ゴミ問題について

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あけましておめでとうございます。

 

本日は、昨年ニュースなどで話題に上ることが多かった海ゴミ問題を取り上げます。

 

■海ゴミの、海洋のマイクロプラスチックについては、オランダのボヤン・スラット(Boyan Slat)氏が開発した除去装置など、様々な取り組みが進められていますが、現在、技術的に非常にハードルの高い問題として、海岸に漂着したゴミ(漂着ゴミ)問題があります。

 

■まず、漂着ゴミは、海洋に漂うゴミと異なり、ことばどおり沿岸部に漂着したものであり、物理的に、収集が非常に困難です。

また、漂着ゴミには、海水や砂が付着するため、仮に回収できたとしても、これを焼却する場合に、処理施設に大きな負荷をかけてしまいます。

そして、以上の技術的困難も伴い、漂着ゴミの回収には莫大なコストがかかります。

 

■では、漂着ゴミは、法律上、どのような取り扱いとなっているのでしょうか。

 

実は、漂着ゴミの取り扱いを定めたマニアックな法律が存在します!

 

その名も、

 

美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律」。

 

長い(笑)

 

長すぎるので、海岸漂着物処理推進法と略すことにしますが、その17条において、海岸漂着物の処理責任が定められています。

 

(処理の責任等)

第十七条 海岸管理者等は、その管理する海岸の土地において、その清潔が保たれるよう海岸漂着物等(漂流ごみ等を除く。以下この条及び次条において同じ。)の処理のため必要な措置を講じなければならない。

 

、、、で、「海岸管理者等」は誰かというと、2条4項、海岸法と、引用が続き、基本的に、都道府県、となっています。

 

そして、17条3項によって、市町村が、都道府県に協力することとなっています。

 

■しかし、素朴な問題として、どこの誰が流出させたか分からないゴミの処理責任を、沿岸自治体に負わせてよいのか?という議論があります。

 

実際、漂着ゴミの処理には、膨大な費用が発生するため、多くの自治体では、十分に処理が進まず、放置されている実情があります。

 

■以上のとおり、海ゴミ問題、とくに漂着ゴミ問題は、技術的にも、経済的にも、未解決の問題として残されています。法律は存在しますが、十分に機能していません。

個人的には、漂着ゴミの処理責任を沿岸自治体にだけ負担させることは、経済的にみても、適切ではないと考えていますが、いかがでしょうか。

なお、各都道府県が海岸漂着物処理推進法に基づき策定している海岸漂着物対策推進地域計画が、インターネットで閲覧できますので、興味を持たれた方は是非ご覧ください。上記の問題点を、より具体的に、地域ごとに確認することができます。

 

 

東京オリンピックの第2次抽選

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先日まで、東京オリンピックの第2次抽選の申込みが受け付けられていました。

第1次の際はどうせ当たらないだろうと申込みをしていなかったのですが、周りでチラホラ当たっているとの話を聞き、今回は申込みをしました。

申し込んだ競技は、フィールドホッケーです。皆さんフィールドホッケー、ご存じでしょうか?

アイスホッケーを陸上でやる様なスポーツなのですが、ローラースケートを履きませんし、扱うのはパックではなく、野球の硬球のようなボールです。人数は1チーム11人でフィールドはサッカーより一回り小さい程度です。

大学時代フィールドホッケー部に所属してしたこともあり、これに絞って申込みをしました。

(おそらく他の競技よりもだいぶ倍率が低いので)当選することを期待しています。

今年はラグビーのW杯で盛り上がりましたが、来年の東京オリンピックも今から楽しみですね!


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