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Channel: 弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿
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キャリーバッグ

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裁判の書類は大部になりがちです。

私が以前,キャリーバッグを使って裁判所に行くようになった頃は奇妙な奴と見られましたが,今ではそういう弁護士は珍しくありませんし,弁護士に限らず,多くの人が,空港やターミナル駅に限らず,街中でも使っています。

それで人に怪我を負わせ裁判で賠償が命じられた事故の判決の話をします(東京地方裁判所平成27年4月24日判決)。

 

事故は,京王井の頭線の吉祥寺駅で,日曜日の午後2時頃に起きました。

被害者(原告)は当時88才の眼鏡の修理のため駅ビル内のデパートに向かっていた男性,加害者(被告)は出張帰りの男性で,約10キログラムのキャリーバッグを,把手を30㎝ほど引き出して右手で曳いていました。

被害者男性は駅構内通路の右端を歩いており,壁に沿って右に曲がろうとしたところ,すれ違った加害者の曳いていたキャリーバッグが左の足首付近に当たって転倒しました。

被害男性は,腕と肋骨を骨折するなどの怪我をし,数日入院をしました。

裁判の主な争点は,被害男性の転倒が加害男性の曳いていたキャリーバッグに接触したものかどうかという点でしたが,裁判所は,かなり詳細に理由を述べて,「当たった」と認定しました。

そのうえで,「歩行者が,駅構内のような人通りの多い場所でキャリーバッグを使用する場合には,曳いているキャリーバッグが他の歩行者の歩行を妨げたり,それに躓いて転倒させることがないように注意すべき義務を負う」として,その注意を怠った加害者には責任があるとしています。

一方,被害者も,通行人の多い場所では対向の歩行者がキャリーバッグを曳いていることも予想されるから,として,25%の過失があるとしています。

加害男性に賠償が命じられた金額は約103万円でした。

 

判決は,要は「駅構内などの混雑した場所では,キャリーバッグは注意深く曳かなければならない」と抽象的にいうだけで,具体的にどうせよ,ということを述べているわけではありません。

ただ,この件のポイントのひとつは,やはりキャリーバッグを「曳いていた」という点にあるように感じます。

人はどうしても後ろには注意が散漫になりがちです。

また,車に例えますと,「車長」が長くなり,曲がるときなどの振れ幅も大きくなってしまいます。

少し持ちにくいけれど,「曳く」のではなく,体と平行にして持つほうが良さそうです。

 

また,被害者にも一定の過失が認められていますが,これだけキャリーバッグを使う人が増えると,使っていない人のほうも注意を払う必要があるということでしょうね。

ちなみに我が国の歩行者は,駅構内などではなぜか左側をあることが多い中,この被害男性は右側を歩いていたようですが,それはこの被害男性の過失の過失とは関係がなさそうです。

 

自転車事故もそうですが,この種の事故の怖さは,「保険でカバーされていないのに,時として,例えば死亡などの大きな被害・損害が発生する」ということです。

保険についても考える必要がありますが(この件でも,15万円だけ保険金が支払われたようです),日常に潜むリスクもよく理解しておく必要があります。


今年の目標

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新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

今年は、私の事務所にも新人弁護士さんが入ることになりました。

そこで、事務所がクライアントにできることについて、質も量も大きく向上していかねばと思っております。

 

と、少し、やる気になっておりますので、今年の目標について考えてみました。

 

〇運動をする、ダイエットをする

〇健康に生きていく

〇自分に関わる人みんなを幸せにする

〇昨年以上に事務所もクライアントも満足してもらえる仕事をする

〇事務所をもっと質的量的に深化させる

〇昨年以上に自分が専門とする分野を深化させ、様々な挑戦をする

〇メディア関係に関する大学講義を行う、執筆を行う

〇今年は「リーガルハイ」以外のテレビ番組の法律監修にも関わる

〇昨年までと違う公益活動にチャレンジする

〇昨年はなかなか持てなかった自分の時間を持つ

〇趣味を持つ

 

と、つらつらと書いてみましたが、願望、現実的な目標と色々と混ざっている感じがします。

 

が、一年の始まりなので、「大風呂敷」を広げて考えることも必要かと自分を少し甘やかしてみました。

 

皆さんもせっかくなので、一年の始まりなので、今年一年の目標を考えてみてはいかがでしょうか。

 

映画『みんなの学校』上映会&トークセッションを開催しました

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平成28年1月16日(土)に、映画『みんなの学校』上映会&トークセッションを行いました。

 

総来場者数はなんと286名で、来場者の半数以上が、教職員関係の方々でした。

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映画『みんなの学校』は、大阪市住吉区の大阪市立大空小学校における、教師や地域が一体となって、不登校ゼロを目指して取り組む姿を映したドキュメンタリー映画です。

大空小学校は、特別支援学級を作らず、様々な生徒が共に一つのクラスで学習しています。

授業中に教室を歩き回る子、学校からすぐに抜け出そうとする子、いつも朝寝坊をする子、友達に暴力をふるってしまう子…

それぞれの生徒には様々な背景がありますが、子ども達自身がそれぞれを支え合い、そしてそこから大人も学び、教師や地域が一体となって子どもを見守る姿が描かれています。

 

トークセッションでは、映画『みんなの学校』監督の真鍋俊永さん、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんを迎え、コーディネーターとして大阪弁護士会の西原和彦会員が登壇しました。

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大空小学校では、騒がしい教室の中でも、子ども達は自然に授業に集中しています。

そのような教育を始めた目的について、木村初代校長は、「静かな環境が学校である」と決めつけると、子どもが将来多様性のある社会では生きていけず、むしろ、その社会や自分のニーズに合わない人を否定する大人になってしまうと述べます。

そこで、例えば、自分のクラスの子が授業中に教室から走り出した時には、子ども達には、「自分の空間に大人がいるときは気にせず集中しい。もし大人がいない時には走っていった子を気にしてあげたらいい。それはその子が何かを発信していることだから。」と伝えているそうです。

 

いろんなトラブルがあるのは当たり前で、そういう時こそ、即『学びの場』とする。

一人一人の子どもがありのままに学べる『学びの場』を作ることが大事。

そして、大人は、子どもから学ぶ『学びの専門家』にならなければならないとのことでした。

 

ちなみに、大空小学校の全国学力状況調査の結果は、いわゆる特別支援を必要とするとされる生徒がいないクラスが最も悪く、

むしろ、映画の中でも映っていた生徒がいるクラスの結果が最も良かったとのことでした(なんとトップの県を上回るほど!)。

分からないところは分からないと言える、そんな環境が結果に表れたのかもしれません。

 

「もし、教室を走り出した子が自分の子どもだったら」と、みんなが考えたら、『みんなの学校』は一秒後にも出来る。

そう、木村初代校長は述べていました。

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最初に言いましたが、映画『みんなの学校』は、ドキュメンタリー映画です。つまりノンフィクション。

普通の市立の小学校の話です。

きっと、本当は、誰もが実現可能なことなんだと思います。

私は、教員でもなければ、母親でもなく、ただの弁護士ですが、今回のお話を聞いて、いつも相手の気持ちに立ってみて、その状況から学んで自分も成長しなければならないなと改めて感じました。

木村初代校長と真鍋監督のお話をお聞きでき、本当に良かったです。

貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました!

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0118」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、レギュラー出演者の山口心平弁護士と、大阪弁護士会 国際委員会より藤本一郎弁護士をお迎えしてお送りします。

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『法律のほ~』のコーナーでは、藤本弁護士より『弁護士が携わる国際的法律業務と弁護士会が行っている国際化戦略の意図』についてお話しいただきます。

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本日の放送もお楽しみに!

 

「経営法務セミナー」を開催しました

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久しぶりの投稿です。

 

平成28年1月18日午後1時から、恒例の「経営法務セミナー」を大阪弁護士会館2階で

開催しました。

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テーマは「経営者のためのトラブル回避術~従業員の退職問題への処方箋~」で、経

営者側の立場から数多くの労使問題を取り扱う原英彰弁護士に講演いただきました。

天候が芳しくない中、約100名の企業経営者の方に聴講いただき、希望者の方には無

料法律相談も実施しました。

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なお、本日の聴講者からご質問のあった「無期転換ルール」に関しては、次のWEBを

ご参照ください。 

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000075676.pdf

 

大阪弁護士会は、中小企業経営者向けの相談窓口(平日午後)を常設し、また、電話

による弁護士紹介事業(ひまわりほっとダイヤル)も運営しています。

年間約600件を超えるご相談のうち、約3割が労務問題に関するご相談であり、今回の

テーマは企業経営者にとって関心の高い内容だったと思います。

 

弁護士は中小企業経営者の方にもお役に立つと信じております。中小企業経営者に関

して当会のご利用は、まずは電話でご予約を。。。

 

【中小企業経営者向けの制度】

来館相談の予約 06-6364-7661

弁護士の紹介  0570-001-240

「海外お助けねっと」(海外案件に精通した弁護士紹介制度)06-6364-7661

 

 

大阪弁護士会中小企業支援センター長

安若多加志

司法修習生に対する給費の実現を求める会長声明を発表しました

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本日、司法修習生に対する給費の実現を求める会長声明を発表しました。

 

【司法修習生に対する給費の実現を求める会長声明】

 

1 当会、日本弁護士連合会及び全国の弁護士会は、2010年(平成22年)4月から、当初は司法修習における給費制の維持・存続を、その後は給費の実 現、修習手当の創設を求めてきた。2014年12月から集め始めた国会議員からの賛同メッセージが、与野党を問わず、衆参717名の過半数である359名 を超えた。
 メッセージを寄せられた国会議員は、党派を超えて広がりを見せており、司法修習生への経済的支援の必要性についての理解が得られつつあるものと考えられる。

 

2 日本国憲法のもと、1947年(昭和22年)から現在まで、裁判所法において国家による法曹三者の統一的育成が義務づけられてきた。司法修習生は、最 高裁判所に採用され、司法研修所のもとで、修習専念義務その他の公務員に準じた義務を負い、給費制により、修習及び生活に必要な費用を支給されてきた。
 しかし、司法制度改革の中で合格者を3000人とする目標が打ち出されたことで、財政難を理由に、2011年(平成23年)11月から給費制が廃止され無給となり、貸与制が導入された。他方で、合格者3000人目標の閣議決定は撤回された。
 司法修習生は、裁判官、検察官、弁護士という法曹三者となる者であり、民主主義の健全な機能を担保し、国民の基本的人権の擁護、維持するための司法の担 い手である。そして司法がその役割を果たすためには、裁判官、検察官だけなく、在野法曹として国民と司法との接点となる弁護士の役割も不可欠である。弁護 士は、公益的役割を担う職業であって、民間事業者とは異なり、国の財政により、裁判官、検察官とともに養成する意義は大きく、国の責務である。

 

3 そして、給費制の廃止、司法修習生を無給とする貸与制の導入は、現在の法曹志願者の減少の大きな一因となっている。
 平成15年度の旧司法試験では受験者数が45,372人であったところ、平成27年度は、法科大学院入学者数が2,201人、予備試験受験者数が10,334人でしかない。
 かかる法曹志望者の減少の主要な原因として、重い経済的負担がある。特に、司法試験合格後も生活費等を自己負担し、司法修習生の七割が平均305万円の借入金を受けている実情が、「法曹離れ」を加速させている。
 国の司法権を担う法曹三者の質の維持には、有為な人材が個人の経済的背景に左右されることなく法曹をめざすことが重要であり、このような実情を早急に是正しなければ、国家の将来的な危機をも招く。

 

4 政府も、昨年6月30日に法曹養成制度改革推進会議の決定「法曹養成制度改革の更なる推進について」において、「法務省は、最高裁判所等との連携・協 力の下、司法修習の実態、司法修習終了後相当期間を経た法曹の収入等の経済状況、司法制度全体に対する合理的な財政負担の在り方等を踏まえ、司法修習生に 対する経済的支援の在り方を検討するものとする。」と表明した。
 当会は、国会に対しては、給費の実現・修習手当の創設を内容とする裁判所法の改正を求めるとともに、法務省及び最高裁判所に対して、かかる法改正を実現するため早急に所要の措置をとることを求めるものである。
 

                                                 2016年(平成28年)1月20日
                                                   大阪弁護士会      
                                                    会長 松 葉 知 幸

 

http://www.osakaben.or.jp/speak/view.php?id=112

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0125」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、レギュラー出演者の黒田泰子弁護士と、副会長の岩佐嘉彦弁護士、人権擁護委員会より河野豊弁護士をお迎えしてお送りします。

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『法律のほ~』のコーナーでは、副会長の岩佐弁護士と河野弁護士より『大阪弁護士会人権賞』についてお話しいただきます。

 

『大阪弁護士会人権賞』について、詳しくはこちら↓

http://www.osakaben.or.jp/05_menu/01_jinkensyou/index.php

 

本年度の第15回大阪弁護士会人権賞の受賞団体については、選考の結果、「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」と「特定非営利活動法人大阪精神医療人権センター」に決定しました。

 

詳しくはこちら↓

http://www.osakaben.or.jp/info/2016/2016_0108.php

 

今夜の放送も、お楽しみに!

首,腰の痛み

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こんにちは!

 

 

新年初投稿ということで,年始の挨拶もかねて投稿させていただきます。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

とはいえ,既に一月も下旬に差し掛かり,通常営業の方がほとんどかと思います。

私も御多分に漏れず・・・といいたいところですが,今年の年末年始は少し様相が異なりました。

 

以下,少し新年のあいさつとは程遠い話題になります。

 

 

 

 

というのも,昨年12月19日に交通事故に遭い,以降,首・腰の痛みに悩まされているのです。

 

 

事故態様は

 

 

渋滞で停車中に後ろから,居眠り運転の車が追突してきたというもの。

 

相手車がトラックで,私が乗っていた車よりかなり大きかったので,ブレーキを踏んだものの止まれず,前の車に追突してしまいました。

 

三台玉突きの真ん中ということになりますね。

 

 

 

事故後私の車は廃車になり,私は頸椎捻挫との診断を受けております。

 

 

年末から,整形外科に通っており,現在もリハビリ中です。

 

 

 

 

さて。

 

 

 

 

普段,交通事故事件にも取り組むことがあるのですが,今回私が被害者になったということで,被害者の気持ちがなんとなくわかるようになりました。

 

 

・痛いのに仕事が忙しくてなかなか病院に行けない

・病院に無理をしていったら仕事にしわ寄せが・・・

・保険会社からの連絡を誰かに任せられたら楽なのに

 

 

 

今回感じたことを,今後,交通事故被害者の方の代理人を行う際に活かしたいな,と思っております。

 

 

 

 

なお,私は車両保険に弁護士費用特約を付けていたので,弁護士に頼むことができました。

わずらわしさから解消されるという大きなメリットがありますね。

 

 

 

 

 

あー,首と腰が痛い。。


和楽器による初春コンサートを開催いたします

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大阪弁護士会館1階ロビーにて、和楽器による初春コンサートを開催いたします。

 

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日 時:2016年1月29日(金) 12時10分~13時00分

会 場:大阪弁護士会館1階ロビー
          (大阪市北区西天満1-12-5) 地図

 

演奏者:和楽器演奏集団 独楽メンバー

 

入場料など無料(お申込不要)

 

お問合せ:企画部広報課 TEL:06-6364-1371

学生に告ぐ

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弁護士の仕事は多岐に渡りますが、大学や大学院で教えるという仕事もあります。

 

その仕事も、その日1回限りというのもあれば、非常勤講師や特任教授などの肩書きで週○回講義を行なうというものまで、幅が広いです。

 

かくいう私も、大学や法科大学院(ロースクール)で、非常勤講師や弁護士アドバイザー、学習指導教員などの肩書きを頂いて教鞭をとっています(聞くところによると常勤の大学の先生より担当コマが多いという噂ですが、あくまでも噂です…)。

 

私自身、人に何かを教えるというのが好きなので、とても楽しく仕事をさせてもらってます。

 

講義をするにあたっては当然準備をしなければいけません。

毎度のことですが、この準備を通じて、自分の勉強が甘いところに気付いたり、頭の悪さを嘆いたりと七転八倒しています。

そうやって色んな感情が入り混じりながら準備をすると、私の場合、だいたい1コマ(90分)あたり、3~6時間程度はかかります。1コマの準備に2桁の時間がかかることもあります。

正直、コスパは悪いです(笑)。

 

でも、教えるのが好きだし、どうせ教えるならいいものをと思うと、事務所の経営のことが何度と無く頭をかすめがならも、時間をかけてしまいます。

 

大学の先生や高校の先生とお話しすると、教材研究やレジュメの作成、授業の進行、さらにはどこで笑いをとりに行くかまで、綿密に準備されています。たった1コマのために本当に心血を注いでいます。

 

学生に告ぐ。

学校・大学の先生は1コマ1コマに心血注いでます。

せっかく授業・講義に出るのなら、無駄にしないようにしてください。

 

……と、私自身の学生時代のことは棚にあげて言ってみます(笑)

武井咲さんを起用したデジタルサイネージのご紹介!

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大阪弁護士会広報室の加藤慶子です。

以前の記事でご紹介したとおり,

今年1年間は,女優武井咲さんを起用した日弁連ポスターが
全国さまざまな施設で掲出されています。

 

大阪では,1月1日から31日まで,
JR大阪駅の中央口,JR大阪駅の桜橋口,
JR新大阪駅新幹線改札内のデジタルサイネージで,
6分間隔で,武井咲さんが現れ,

弁護士及び弁護士会をアピールします!

 

写真は,JR大阪駅桜橋口のものです。

みなさまも見つけてください!

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0201」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、レギュラー出演者の横畠裕典弁護士と、大阪弁護士会 男女共同参画推進本部より三輪晃義弁護士をお迎えしてお送りします。

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『法律のほ~』のコーナーでは、三輪弁護士より2月8日に開催する『研修会「もう無視できない!LGBTと企業・行政~ダイバーシティ推進の実践例から~」』についてお話しいただきます。

 

今回の研修会では、特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ代表の村木真紀氏から、企業活動とLGBTの権利についてご講演頂いた上で、セクシュアル・マイノリティのダイバーシティ推進に積極的に取り組まれている野村證券株式会社の実践例と、日本で初めて「LGBT支援事業」と銘打った支援事業を始めた大阪市淀川区の取組みについてご紹介頂きます。多くの皆様のご参加をお待ちしております

 

詳しくはこちら↓(PDF)

http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0208.pdf

 

今夜の放送も、お楽しみに!

「和解」「勝訴」「無罪」・・・ワインの名前です。

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「自宅がかしわら?ああ、奈良から通勤大変ね!」
御約束のように言われますが、違います。それは橿原神宮で有名な奈良県橿原(かしはら)市です。私のおうちは大阪府の柏原(かしわら)市です(*1)。
次に来るのが、「柏原ってなにがあるの?」です。昔の私はいつも言葉に詰まりました。何があるのだろう。右を見ても左を見てもブドウ畑しかない。私のおうちの周りは延々ブドウ畑です(*2)。「じゃあ、ブドウ好きなんだ?」すみません、あまり好きじゃないんです。色とか形とかはとても好き(*3)なんですが、食べ物としてはあんまり。
しかし私も大人になり、酒の味も多少分かるようになりました。今なら迷わず言える。「柏原にはワインがあります。」

 

ここで表題のワインですが、大阪弁護士協同組合が、つい先日、柏原の老舗ワイナリーであるカタシモワイナリー(カタシモワインフード(株))さんにお願いして作ってもらったワインだそうです。「和解」がスパークリング。「勝訴」は赤。「無罪」は白。ネーミングセンスはさておき(*4)、弁護士会と地元の馴染みのワイナリーのコラボレーションを、とてもうれしく思いました。
カタシモワイナリーさんは、建築業界でもちょっと有名です。ここの貯蔵庫の建物が国の登録有形文化財になっているのです。大正時代に作られたこの貯蔵庫は、コンクリートに調湿用の炭を埋め込んだり、井戸からくみ上げた地下水による空調を行うなど、ブドウの貯蔵のための工夫が凝らされた建造物です。貯蔵庫の2階にはとても雰囲気の良いテイスティングルームがあり、ワイナリー見学(要予約)に行くとそこでワインを味わうこともできます。歴史的建造物とワイン、どちらも時間が熟成させるもの。お好きな方は是非柏原にいらしてください。
カタシモワイナリーの名前を知らなくても、このひやしあめには見覚えがあるのでは。ちなみにカタシモワイナリーさんのワインで私が好きなのは、「合名山」の白です。

 

*1) 裁判所で「柏原」と言えば、神戸地裁柏原支部があります。こちらの読み方は(かいばら)です。

*2) マンホール蓋もブドウです。

*3) 柏原市さん、私は柏原マイスターのバッジが欲しくてたまりません(ぶどうの形でとてもかわいい)。
*4) 大阪府建築士会のヘリテージマネージャーの会合でこのワインの名称を紹介したところ、ネーミングセンス云々ではなく、「なぜ和解がロゼではないのか」という話題になりました。

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0208」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、レギュラー出演者の太平信恵弁護士と、大阪弁護士会 災害復興支援委員会より島村美樹弁護士をお迎えしてお送りします。

 

 

 

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『法律のほ~』のコーナーでは、島村弁護士より、3月5日に兵庫県弁護士会会館にて開催される、シンポジウム「母子避難・父子避難・分散避難 ~心の復興を目指して~ 」についてお話しいただきます。

 

詳しくはくちら↓

3/5 兵庫県弁護士会会館にて、シンポジウム「母子避難・父子避難・分散避難 ~心の復興を目指して~ 」を開催します※ホームページでも申込受付します

 

 

本日の放送もお楽しみに!

文章について(その1)

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 私がこのブログに記事を投稿するのも,これで4度目です。記事を投稿し始めた頃は4度目ともなれば慣れてくるだろうと思っていましたが,さにあらず,3度目あたりから記事のネタに窮するようになりました。

 記事のネタに窮すると誰もが思いつくのは1つのネタで複数の記事を書くことができる  「シリーズもの」  のようで,現に, 「ブログ ネタ シリーズ」  と検索サイトで検索すれば,たくさんのウェブサイトが見つかります。私も右へ倣えで 「シリーズもの」 を利用させてもらうことにしました。

 

 私が選んだシリーズの内容は  「文章」  です。

 私たちは仕事でも私生活でもいろいろな文章,たとえば判決や準備書面,あるいは新聞記事や小説などを目にしています。それらの文章には,それぞれの文章の性質からくる特徴や筆者の癖などがあるはずです。そういった特徴や筆癖を調べてみれば,隠れた文章の趣旨や筆者の意図がわかるのではないでしょうか。そう考えて,私たちが目にする文章を調べてみることにしました。

 調べ方は,Microsoft Word VBA の機能を利用して文章を単語 (※) に分解し,その単語の個数を数えるという方法です。ゆくゆくは形態素解析について勉強し,形態素解析ツールも使って調べたいとも思っていますが,まずはできるところから始めてみようと思います。

 

 今回は,私がふだん目にする文章の中から判決を調べてみました。調べた判決は 大阪地判平成27年11月30日 です。この判決は,大阪地裁の判決で,また新聞報道もされていたことから,今回題材に選びました。

 判決の事案は,先天的な難病のために発育が遅れていた子が低栄養により死亡してしまったところ,子が死亡したのは,実母が,子には十分な栄養を与えられていない状態であることを知っていたのに,十分な栄養を与えず,適切な医療も受けさせなかったからだとして,実母が保護責任者遺棄の罪で起訴されたというものです。判決で,実母は,子が十分な栄養を与えられてない状態であることを認識していなかったとして無罪となりました。

 この判決を単語に分解し,単語のうち名詞だけを取り出して数の多いものから並べた結果は以下のとおりです。

  1  被害者:91個

  2  被告人:50個

  3  者   :37個

  4  栄養  :34個

  5  状態  :33個

  6  体重  :26個

  7  食事  :24個

  8  認識  :22個

  9  事実  :19個

  10 本件  :17個

 この結果をみると

① 

「被害者」(子)の個数が「被告人」(実母)の個数よりも倍近く多いことから,子に関する事実の方が実母に関する事実よりも重要であること

なかでも重要な事実は,「栄養」・「状態」・「体重」・「食事」・「認識」であること

が推測されます。

 上記①・②は事実認定の知識がある人,たとえば弁護士ならば,判決を読めば分かることかも知れません。しかし,こうして文章を単語に分解し個数を数える方法で調べてみると,事実認定の知識がない人でも上記①・②を判決から読み取ることができます。

 さらには,このようにして調べた結果を事実認定の知識がない人に対する教育やプレゼンテーション (司法修習・裁判員裁判) などで利用することもできるかもしれません。

 

 こういう具合でこれからも色々な文章を調べていこうと思います。

正直に申し上げると,この「文章」のシリーズは,落としどころも決めないまま見切り発車で始めてしまいましたし,そもそも,始めるに当たって私に十分な知識や技術があるのかも疑問がないではありません。それでも,読者の皆様 (ここまで読んで下さった方がどれだけいらっしゃるかは心もとない限りですが) からのご指導ご鞭撻も仰ぎながら,ぼちぼちやっていきたいと思います。

 

 これからも宜しくお願い致します。

 

 

(※)

 私の能力では,文章をすべて単語だけに分解することはできませんでした。英語の文章を前提とするVBAでは日本語の文章を単語だけに分解することができない (どうしても句が混じってしまう) のかもしれません。

 


2/20・2/27 「日本と原発」「日本と原発 4年後」上映会を開催します

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「日本と原発」は、原発の差し止め訴訟などで活躍する河合弘之弁護士と海渡雄一弁護士が、東電株主代表訴訟の事務局長を務める木村結氏の製作協力を得て、原発関連訴訟の実情や、原発事故による被災者のインタビューなどから作成したドキュメンタリー映画です。

「日本と原発 4年後」は、その続編で、ここ一年の大きな出来事(高浜原発差止仮処分、元東電役員の強制起訴など)、被ばくの問題、テロと原発の問題、推進派の主張等を入れ、日本の原発の全ての論点を論じ尽くしたものとなっています。

 

福島第一原発事故から、もうすぐ5年となります。ここで、もう一度、原発をめぐる問題を直視し、今後の被災者支援を考えるため、弁護士らが製作にあたった2つの原発ドキュメンタリー映画を2週連続で上映致します。

大阪弁護士会さんの写真

 

【第一弾】
2月20日(土)12時30分開場 13時開演
「日本と原発」 上映時間:2時間15分

 

【第二弾】
2月27日(土)12時30分開場 13時開演
「日本と原発 4年後」 上映時間:2時間18分

 

入場料:100円

会場:大阪弁護士会館 2階ホール (両日とも)
   大阪市北区西天満1-12-5

 

下記ページより、お申込みいただけます。
https://www.osakaben.or.jp/web/entry/form.php…

 

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0215」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、水野晶子アナがお休みのため、武川智美アナが代役としてご登場!

 

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≪法律のほ~≫のコーナーでは、楠弁護士より、2月26日に開催されるシンポジウム『市民、弁護士のための国際人権法連続講座 第3回「外国人労働と国際人権法」』についてご紹介いただきます。

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初登場の武川アナ、レギュラー出演者の國祐伊出弥弁護士、大阪弁護士会 選択議定書批准推進協議会の楠晋一弁護士とのトークをぜひお楽しみください。

 

市民、弁護士のための国際人権法連続講座 第3回「外国人労働と国際人権法」を開催します

講演会「婚姻の自由:米国におけるLGBTの権利と世界の動向」を開催します

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2/24 講演会「婚姻の自由:米国におけるLGBTの権利と世界の動向」を開催します。

 

 米国連邦最高裁判所は昨年6月に、同性婚は合衆国憲法の下の権利であり、州は同性婚を認めなくてはならないとの判決を下し、これにより米国で同性婚が合法となりました。
オバマ大統領は最高裁の判決について「米国の勝利だ」と歓迎しました。
 
 この講演会ではFreedom to Marry代表で、長年にわたり同性婚合法化にむけて活動を続け、タイム誌で「世界にもっとも影響力のある人物100人」にも選ばれたエヴァン・ウォルフ ソン氏をお招きします。米国でのLGBT権利擁護活動と同性婚合法化の背景や、今回の判決が家族関係をどのように強め、経済、世界の人権擁護に利益をもた らしたのかその影響についてお話しいただきます。

日時:2月24日(水)18時30分~20時30分(18時開場)
場所:大阪弁護士会館12階 1203会議室
講師:エヴァン・ウォルフソン氏(Mr.Evan Wolfson)
    Freedom to Marry設立者
    ※参加費無料 通訳あり

 

参加を希望される方は、事前の申込みが必要となりますので、下記のホームページにある参加申込書にて、お申込みください(PDF書類)。
http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0224.pdf

 

お問い合わせ:大阪弁護士会人権課(TEL:06-6364-1227)

2/26 市民、弁護士のための国際人権法連続講座 第3回「外国人労働と国際人権法」を開催します

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大阪弁護士会さんの写真

コ・ク・サ・イ・ジ・ン・ケ・ン・ホ・ー??

 

それなんや、さっぱりわからへんな~。関係ないし、使い道もないんちゃうん。と思われるかもしれませんが、実は、国際人権法、身近な人権問題に使えちゃうのです。
国際人権法を知って、人権問題を解決するヒントを一緒に学びませんか?

 

【第3回 外国人労働と国際人権法】

日時:2月26日(金) 18時30分~20時30分(18時開場)
場所:大阪弁護士会館 1001・1002会議室

 

講師:藤本伸樹さん(アジア・太平洋人権情報センター研究員)
講師:四方久寛さん(弁護士・大阪弁護士会所属)
コーディネーター:谷口真由美さん(大阪国際大学准教授)

 

▶手話通訳のお知らせ(無料)
手話通訳を希望される方は、開催の10日前までに下記ホームページの申込書に必要事項をご記入の上、大阪弁護士会人権課までFAXでお申込みください。(FAX:06-6364-7477)

 

http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0226.php

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか(^o^)丿0222」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

本日の放送は、武川アナ、レギュラー出演者の西田敦弁護士と、大阪弁護士会 交通事故委員会から松村直哉弁護士をお迎えし、お送りいたします。

 

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≪法律のほ~≫のコーナーでは、松村弁護士より、「交通事故に関する問題と交通事故無料相談」についてお話しいただきます。

 

【交通事故無料相談のご案内】

被害者・加害者を問わず、損害賠償問題(民事)について、弁護士の法律相談を無料で受けることができます。

 

詳しくはこちら↓

http://soudan.osakaben.or.jp/content/kotsu/index.php

 

 

今夜の放送も、お楽しみに!

 

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