私はお稽古事をしています。それはマリンバです♪
趣味はマリンバです,という言い方でもよいのですが,敢えてお稽古事…先達の理想的な形に近づくべく修練する…として自分の中で位置づけようとしています。と言いつつも,実は,マリンバ奏者になりたいという人様に言えない野望を抱いているのです(笑)。
マリンバの前は,音楽カルチャースクールのボーカル教室に通っていました。とても楽しかったのですが,月3回のレッスンに行けなくなることがしょっちゅうありました。といいますのも,私は一人で事務所をしており,そのレッスン日と仕事が重なってしまうのです。
そこで,今のマリンバの先生のところに見学に行って,通うことを決めました。今のレッスンは,私の場合,月に1回だけでよくて,しかも,先生と話し合って次回のレッスン日を決めさせてもらえるのです。私のような仕事をしているものにとって,ぴったりの条件だと思いました。
月1なのに,まったく練習せずにお稽古にいったこともあります。申し訳なくて,先生に謝りますと,「大人は来るだけで良いのですよ。あなたはこの時間を楽しみましょう。」と言って下さいました。
しかし,通えば通うほど私はマリンバに魅せられ,上達したいと強く願うようになりました。マリンバの音を聞いていると,温かいお湯に浸かっているような気持ちになります。マリンバの音は,私に,森や風,渓流といった自然を連想させてくれます。お稽古に行って先生に教えていただき,素晴らしい演奏に触れるたびに,もっともっと上手になりたいと,思いは募るばかりです。
…が,現実は,平日の帰宅時間は早くて夜の8時半過ぎ。よって,まとまった練習時間が取れるのは,週1あるかないかの休日のみ。そんなわけで,普段は,通勤電車で楽譜とにらめっこしてイメージトレーニング。お稽古の当日は,行きの地下鉄で楽譜を見て,前回の復習と今回の予習。
こんな日々にもかかわらず,先生のコンサートに行っては感動し,人様に言えない野望を抱き続けているのです。