当番弁護士という制度は、みなさんもうご存知だと思いますが、名簿に登録された弁護士に、年に何回か当番の割当があり、その日に指示された警察や留置施設に出動するシステムになっています。
当番になっていても出動しない日もあれば、2件以上出動する日もあります(最近はほとんどの場合1件だけになっています)。
7月にも当番に当たっていた日があり、その時には出動要請がなかったのですが、8月11日の当番の日には、港警察と平野警察の2件出動要請がありました。
まあ2件とも大阪市内だし何とかなるか、と思って被疑者国選を受任したのですが、この2つの警察は難波から西と天王寺から東という方向で西と東に離れており、同じ日に2件回ると3時間以上かかるのでありました。
この時間がかかるのも問題でしたが、それより大変だったのはこのところの暑さで、ちょっと外を歩いただけで灼熱の太陽に暴力的な日差しを容赦なく浴びせられますので、この前事務所に来られた方に「えらい日焼けされましたな」と言われました。そのような暑さのせいで、軽い熱中症になったのか、翌日から微熱が出て、それだけでなく右足の血行が悪くなり歩くのが困難になってしまいました。
11日は休日で、出動がなければその日から16日までの6日間、夏休みだったので高校野球を見ながら部屋の整理をしようと考えていたのですが、まず11日が出動で休みでなくなり、15日も接見に行ったので残り4日間となりましたが、そのうち3日間は熱のため動けず寝ているという状況で夏休みが終わってしまいました。
もちろん休みが明けてもまた両警察に行かねばならず、案の定2件とも勾留延長されたので、さらに警察通いが続き、ようやく明日満期を迎えるため、やっとひと息つけますが、今年の8月は、ほぼ警察に行っていたという記憶しかありません。
このブログには、今回書いたような、仕事が大変だという話はあまり書きたくなかったのですが、とにかく8月は警察に行っていた以外の記憶があまりないので、他に書くことも思いつかず、書いてしまいました。