読者の皆様はじめまして、堂山健と申します。
私は大阪弁護士会の図書委員会の副委員長を務めており、
その関係で本日のブログを担当することとなりました。
せっかくですので大阪弁護士会の「図書室」の紹介をさせていただきます。
大阪弁護士会には図書室があり、法律関係の書籍・雑誌を約6万点所蔵しています。
その管理を行うのが図書委員会です。
少し前、弁護士以外の方から「弁護士は六法全書を暗記しているんですか?」という質問をもらったころがあります。
答えは「いいえ、そこまで覚えていません」です(笑)
弁護士も法律を全て暗記している訳ではありません。
もちろん、業務の中でよくつかう法律についてはある程度覚えていますが、
業務を行っていると、全く聞いたことのない法律の問題に直面することがあります。
そういった法律については「六法全書」にも載っていないこともよくあります。
(「六法全書」は「全書」とありますが、実際には日本の法令のごく一部を抜粋したものです。)
そういった場合、弁護士は法律について調査を行います。
図書室には、様々の法令の解説書等が所蔵されており、弁護士に調査のための資料を提供する役割を持っています。
また、法律そのものは知っていても、
事件に対応するにあたって、「この法律に関する過去の裁判例はどうなっているのか」「一般的な解釈はどうなっているのか」などについて調査をしなければならないときがあります。
これらの調査についても、大阪弁護士会会員は、図書室の書籍・雑誌・データベースが利用できます。
(ただし、事務所で契約しているデータベース等を利用する会員も多いです。)
図書室は大阪弁護士会会館4階にあります。壁はガラス張りであるため、閲覧用の机から中之島を眺めることもでき、なかなかオシャレな雰囲気があります。
しかし残念ながら、図書室の利用は弁護士会関係者に限定されており、一般の方の利用はご遠慮いただいております。
もし法律に関して調査が必要はことがあれば、専門家へのご相談を検討いただれば幸いです。