まずは、熊本県、大分県等で震災被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げ、そして、一刻も早い復旧がなされることを心より願っております。私も一弁護士として、一個人として何ができるか、共助の精神に立ち返って考え、行動していきたいと思っております。
本日4月21日から放送される連続ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(木曜21時~ 主演:竹野内豊さん、松雪泰子さん http://www.tv-asahi.co.jp/goodpartner/)の法律監修をさせていただいております。
ドラマの法律監修は『リーガルハイ』以来であり、ある程度の慣れがあるとはいえ、「リアル」と「リアルらしさ」の乖離と距離感を考えながらの法律監修作業はなかなか大変です。ただ、ドラマを通じて映る弁護士のあり方をスタッフの皆さんとお話をする中で、素朴に弁護士のあるべき姿とは何か、弁護士とは実社会で何を求められているのか、そんな原点を考えさせられる作業でもあり、しんどいながらも楽しく法律監修をさせていただいております。
さて、ネタバレがない範囲でドラマの中身と私が考える見どころ?について、触れていきたいと思います。
ドラマの主人公の弁護士2名は、いわゆる「企業法務」を専門としている弁護士です。
企業法務ってなに?と思われた皆さん、その答えはドラマにありますのでぜひご覧ください(笑)・・・・というのはおいておいて、企業法務とは、簡単に言うと、企業活動に関わる日常法律相談、契約関係、訴訟案件等の企業活動に関連する法律業務のことです。
企業法務の一般的なイメージは、スラッとしているけど強者の論理が強いということかもしれません。そのイメージは半面真理かもしれません。しかしながら、企業法務も当然ながら、地道な作業もあり、そして、常に企業の利益だけを考えるわけではなく、社会正義や倫理観に照らしながら、弁護士は対応していくことが求められます。
社会における企業のあるべき姿に照らしながら、依頼者である企業に関する法務関連に対応することが求められます。
そして、ドラマの中に登場する弁護士たちは、依頼者である企業の代理人となり、様々な企業、人、事件に直面していくわけですが、そこには、スラッとした側面もあり、そこまでするかという冷徹な側面もあり、他方で人間臭い面もあり、そして、何よりも自分たちの正義をもって対応しております。そんな場面場面ごとに考えさせられる点があり、見どころではないかと思います。また、ドラマで扱っている事件、弁護士の手法等については、ドラマならではのフィクションもありつつも、「リアルさ」も満載であり、その点も見どころではないかと思います。
ちょっと固い感じでご紹介をしましたが、脚本家は、「HERO」「DOCTORS」「龍馬伝」等のヒット作品の脚本を手がけられた福田靖さんであり、ドラマとして面白くないはずはありません!
というわけで、皆さん、本日21時からドラマ「グッドパートナー」をご覧くださいませ!