読者のみなさん、こんにちは。
弁護士の西塚直之です。
今日は掃除機に関するお話をば。
家電製品が故障すると、すわ製造物責任か、と思うのは、職業病かもしれません。
ただ、それは正しく使っていることが前提で、実際は正しく使っているつもりでもそうでないことが往々にしてあります。
掃除機のコードはその一例かもしれません。
掃除機のコードには赤色と黄色のテープが巻きつけられています。
赤色はいかにも危なそう色です。
これ以上ひっぱるとコードが断線するおそれがあり故障の原因になることを示しています。
黄色は何か注意を促していそうな色です。
まもなく赤色のテープが出てきますよ、という意味があります。
でもその意味だけではないそうです。
黄色のテープが貼ってあるところまでコードを出してくださいという意味もあるそうです。
なんでも、黄色のテープのところまで出さないと掃除機の排熱がうまくいかず、吸引力が落ちたり、モーターが故障するおそれがあるとのことです。
家電製品は正しく使わないと思わぬ事故につながり悲しい思いをすることがあります。
自分の身体や財産を守るためにも、取扱説明書をよく読み、事故のないようにしてください。