可能性を秘めた小さな細胞は、これに関わる研究者の代理人弁護士の活動にも注目を集め、当ブログのにわかな活気をも惹起しました。
これにまつわる報道等を通じ、「代理人」という形でいろいろなところに弁護士が出てくるものだと思われた方もいるかもしれません。
確かに、弁護士の活動は、法律相談や訴訟活動に留まりません。
その活動領域は多種多様ですが、例えば、自治体が設置する委員会や審議会の委員に就任するといった公益的な活動に関わることもメジャーな活動領域のひとつだと思います。
かくいう私も、その当時に所属していた当会の子どもの権利委員会を通じた推薦を受け、大阪府が設置する大阪府立大型児童館ビッグバン指定管理者選定委員会の委員に就任し、同委員会がその名称・役割を変えた大阪府立大型児童館ビッグバン指定管理者評価委員会の委員を今も務めています。
私以外のメンバーは、児童福祉専門の大学の先生、こども会連合会の理事長さん、大阪商工会議所の役員さん、公認会計士の先生であり、いずれも専門性を持った素晴らしい方々ばかりです。
私以外のメンバーがこういった皆さんですから、私などは当然ヒラ委員として委員会の末席を汚すものと思っていたのですが、曰く、児童福祉、こども会、経営、会計の各分野からはそれぞれ専門的な立場から率直に意見をもらいたい、法律なる分野から加わっている者が委員会を主宰するのが公平・公正と判断したとのことで、あろうことか消去法で私が委員長に就任する運びとなってしまいました。
大阪府立大型児童館ビッグバン指定管理者評価委員会規則第4条2項によれば、「委員長は、会務を総理する。」とあります。
こういうことを「総理する」と表現するのですね。
皆さんは総理してますか?
私が実際に総理している現場といえば、審議中、委員から「11項目もあるのにまだ3項目目でこんなに時間が経っているじゃないか」と極めて建設的な厳しくも温かいご指摘を頂戴するような有様ですが、そうそうたるメンバーを前にその場を仕切って委員会としての意見をまとめる作業など、なかなか普通では経験できないことです。
私のようなものがその職責を全うすることは容易でありませんが、貴重なお役目と心得、事前によく準備したうえで委員会に臨み、委員会では各委員の忌憚のない意見を抽出できるよう、よりたくましく総理できるよう努めています。
ビッグバンは、企画力勝負!とばかりに充実の魅力あるイベントで皆さまをお待ちしております。
皆さま、どうぞビッグバンへお運びください(最後は宣伝)。