先日,書店に行くと,新潮社より,「松本清張傑作選」(全六巻)が発売されていた。
浅田次郎,宮部みゆきら6人が,松本清張の作品を,それぞれ独自の視点でセレクトしたというものである。
早速,6冊買って読んでみた。短編が収録されており,ほとんどの作品は読んだことがあったが,改めて読むと,やはり面白い。ストーリーに引き込まれ,電車に乗っていると,もう駅に着いてしまったのという感じ。
エンディングが鮮やかで,思わずうなってしまうほど。
この機にほかの清張の短編を読み返してみて,ベスト5をチョイスしてみた。
1位 「真贋の森」
2位 「陸行水行」
3位 「危険な斜面」
4位 「顔」
5位 「共犯者」
ちなみに,長編のマイベストは,「わるいやつら」である。