本年1月19日から日本テレビ系列で放送が開始しました連続ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(土曜22時~ 主演:坂口健太郎さん・川口春菜さん https://www.ntv.co.jp/innocence/)の法律監修をさせていただいております。
前回のブログでも書きましたが、『リーガルハイ』(フジテレビ系列)、『グッドパートナー』(テレビ朝日系列)、『ヘッドハンター』(テレビ東京系列)、『リーガルV』(テレビ朝日系列)とドラマの法律監修はそこそこさせていただいているのですが、前シーズン(『リーガルV』)に引き続き、連続でドラマの法律監修をしたのは初めてです。最近1年の半分以上はドラマの法律監修業務をしていることになります。
法律監修の「地味な」業務内容については、前回のブログで書きましたので、今回は別ネタで。よろしければ、前回の10月29日のブログもご覧ください。
今回のドラマは刑事弁護に焦点を当てていますが、坂口健太郎さんが演じる黒川拓弁護士は、とことんまで事実や真実を追い求め続けます。この粘りこそがドラマの見どころでもあり、また、弁護士の「泥臭い根性」を描いているのではないかと思っております。
弁護士は、六法全書片手に、法律だけで話をする人種だと思われている方いらっしゃるかもしれませんが、弁護士は、現場と事実を大切にします。現場に出向き、雰囲気や状況をつかみ、依頼者の利益のため、とことんまで、事実を調べるという「泥臭い根性」とその実践を行っていると思います。この粘り強い「泥臭い根性」と実践があるからこそ、弁護士は、依頼者の方に信用され、また、その中で経験値を高めていけるように思います。
私は、普段の業務で、この粘りと「泥臭い根性」を最も大切にしておりますが、今回のドラマは、それをまさに主人公が演じてくれていますので、ドラマの脚本を読みながら、「黒川先生、頑張れ!」とついつい応援をしたくなったりしております(私の自己肯定かもですが。笑)。
弁護士が、決して、スマートにではなく、依頼者のために、一生懸命に、現場に出向き、事実を追い求め、法廷で闘う姿は、ぜひとも、皆さんに見て欲しいなと思います。そんな弁護士の姿は、決して、ドラマの中だけではなく、まさに、それこそが弁護士の本来の姿ですから。
さて、今回の「イノセンス~冤罪弁護士~」では、一生懸命に闘う弁護士の姿についても、注目していただければとと存じます。ぜひ、ご覧ください。