平成27年3月20日に開催された講演会「特許庁を経営する-国際化する現場での経験から-」について、大阪弁護士会 知的財産委員会の藤田典彦弁護士、横尾和也弁護士からの報告です。
平成27年3月20日午後4時から午後6時まで、日本弁理士会近畿支部室にて、大阪弁護士会、弁護士知財ネット(近畿地域会)、日本弁理士会近畿支部及び大阪弁護士会知的財産法実務研究会の共催、一般社団法人日本知的財産協会、知的財産権実務研究会及び科学と法の研究会の後援により、「特許庁を経営する-国際化する現場での経験から-」が開催され、元特許庁長官岩井良行氏によるセミナーが開かれました。
FA11(一次審査通知期間(FA:First Action)を11 か月以内とする目標)を達成した後の特許庁として何を目指すか等の特許庁長官就任時の思い、何故各国で審査結果が異なるのかについての洞察、日米欧の三極による知的財産制度の在り方、中国やASEAN等の新勢力が台頭する中での特許審査の国際的ワークシェアリングその他の特許庁の国際化に関する経験をご講演頂きました。
当日は、県警本部長、防衛省審議官等の安全保障関係のキャリアをお持ちの岩井氏ならではの裏話も交えて、終始和やかなムードで進み、盛況のうちに終わりました。
講演会当日には弁護士・弁理士から91名の方にご参加頂きました。
http://www.osakaben.or.jp/05_menu/01_chizai/03/2015_0320.php