最近,電車の中などで外国からの観光客と思われる方々を見かけることが多くなりました。それもそのはず,日本政府観光局の公表している統計によると,2011年の訪日外客数は累計で6,218,752人であったのに対し,2014年は13,413,600人であり,この3年で2倍以上に増えているそうです。
そのことと関係があるかは不明ですが,私も弁護士として,帰化申請や在留資格に関する相談のほか,外国籍の方の一般的な法律相談を受けることがよくあります。
外国に住むということは,ただでさえ言葉や生活習慣の違いに適応するのが大変だと思われますが,何かトラブルが起こったときに,どこに相談したらよいかがまず分からない,という問題も大きいのではないかと思います。
大阪弁護士会が運営する総合法律センターのウェブサイトでは,外国の方がよく直面する法律問題についてのQ&A集を公開しているほか,大阪弁護士会館で通訳人同席(通訳費用は無料)の下,弁護士に法律相談ができる制度の案内や,外国人の人権に関する電話相談窓口の案内がされています。もし,身の回りに困っている外国の方がおられましたら,このサイトのことや,弁護士に相談できる制度があることを教えてあげてください。