毎年,自分で梅ジュースを作っています。
5月~6月ころにスーパーで青梅を買ってきてビンに入れ,青梅の上に同じ重量の氷砂糖を乗せてフタをして,3週間ほどで完成です。
事前に梅を冷凍しておくと完成が早いらしく,そうしています。
あと,酢を少々入れるのが我が家流です。
作り始めて2~3時間は何の変化もないのですが,その後急に梅から水分が出始め,7~8時間もすればだいぶ水に浸かったような状態になります。
2~3日もすれば,本当に驚くくらいの量の水分が出て,すっかりジュース(シロップ)のようになり,しわしわになった梅がぷかぷかと浮かぶようになります。
このときよく見ると,ジュースの下の方は糖度が高く,どろっとしていて,逆に梅が浮いている水面近くはさらさらとした,糖度の低いジュースになっているのがわかります。
糖度の高い液体の方が重いから,下に沈むのです(たぶん)。
このままじっくり熟成させるのもいいらしいのですが,僕は,上の方は糖度が低いということは,カビがはえたり傷んだりしやすいのではないかと心配になり,ビンをゆすって,全体を均一にしてしまいます。
これを毎日,朝晩とやるのですが,僕自身はとても楽しいのですけれども,はたから見たら根暗な感じかもしれないです・・・。
糖度とか,液体の重さとか,浸透圧とか,中学校や高校で習った理科の知識を実感します。
できあがった梅ジュースを鍋に移し煮沸して,冷まして,ペットボトルに入れ替えてようやく完成です!
梅ジュース1:8炭酸水の割合で割って飲んでます。
さわやかな酸味と甘みは,夏にぴったりです。
お子様からご老人まで,どなたでも楽しめる飲み物ですから,みなさんも作ってみてはいかがでしょうか。
(といっても,今年はもう梅は売ってないので,また来年に・・・。)
熱中症対策,夏バテ防止にぜひ。