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Channel: 弁護士の放課後 ほな行こか~(^o^)丿
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キャンペーン「今,なぜロースクールで学ぶのか」について

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きょうの私の話は,弁護士としてというより,あるいは弁護士としてとともに,法科大学院の教員としてのPRです。

 

今月末から,主催・法科大学院協会,共催・日本弁護士連合会による,
「今,なぜロースクールで学ぶのか」が全国各地で開催されます。
10月25日(土)13時からの明治大学駿河台キャンパスでの開催が皮切りです。
関西では,11月30日(日)13時30分から京都大学吉田本部キャンパス(法経第4教室)で,京都にある法科大学院が中心になって開催されます。

また,12月13日(土)午後には,大阪弁護士会館を使い,こちらは大阪府下の法科大学院が中心になって開催されます。

兵庫県でも開催が予定されており,日程などが今後決まると思います。

 

法曹(裁判官,検察官,弁護士)になろうという希望者の全体に減少傾向がみられます。また,法曹になりたいと思っている人にも,予備試験経由を目指す人が増え,法科大学院を敬遠する傾向があります。
そういう皆さんに,法曹の魅力を伝えるとともに,「法科大学院で学ぶこと」の意味を伝えるための催しです。

予備試験のほうが司法試験にずっと合格しやすい,というように受け取られがちではありますが,少なくとも法学既修者については,いくつかの法科大学院のほうがむしろ合格率では優っています。
予備試験自体の合格しにくさもあり,お勧めできる途とは言いにくいというのが私の意見です。

また,いささかシニカルな言い方かもしれませんが,法科大学院で学んだ結果として予備試験に合格しているという例も多く見られるのです。

以前にもこのブログにちょっと書きましたが,法曹に必要な多くの資質のうち,予備試験で試すことができるもの,予備試験合格のための勉強で身につけることができるものは,ほんの一部です。

試験というものは,しょせんはその程度のものだと思います。法科大学院での勉強の中には,司法試験の合格のためには直ちには役立たないものも少なからずありますが,そのようなものの中に法曹にとって大切なものがありますし,今後もそうでなければならないと思っています。

 

各会場の催しの内容は徐々に決まって行きます。先輩法曹の話のほか,法科大学院出身の法曹と色々な会話ができる場も作りたいと考えています。大学の2~3年生を主な対象としますが,もちろんそれに限りません。例えば社会人で法科大学院を目指す人も歓迎です。

詳しくは「法科大学院協会」のHPをご覧下さい・・・なのですが,現時点においてはそれほど情報が詳しく書かれていないようです。
もう少したってから見て下さいね。

 


大阪地方検察庁「再犯防止対策室」の設立についての会長声明

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10月1日、大阪地方検察庁「再犯防止対策室」の設立についての会長声明を発表しました。

 

【大阪地方検察庁「再犯防止対策室」の設立についての会長声明】

 

大阪地方検察庁が、障がいのある被疑者・被告人に対する取組として、平成26年10月1日付で社会福祉士3名を採用し、「再犯防止対策室」を設立することが発表された。

当会は、従来より、大阪府地域生活定着支援センターや大阪社会福祉士会と連携し、障がいのある被疑者・被告人のために司法と福祉との連携を図る活動を展開してきた。そして、この度、大阪地方検察庁に設置された「再犯防止対策室」については、罪に問われた障がい者の人権保障の見地から、その者に必要な福祉との連携を図るものとして、歓迎する。

 

その上で、「再犯防止対策室」の障がい者に対する福祉的支援の施策の運用にあたり、以下のとおり要望する。
 

1  障がい者の被誘導性に十分な配慮をすること
障がい者のなかには、被誘導性が高く、捜査機関に迎合する傾向のある人が数多く存在する。このような障がい者の供述傾向を的確に把握し、独自の見立てで証拠の吟味をおろそかにせず、犯人性、実行行為性、責任能力等の判断を適正に行い、えん罪を生まないよう留意されたい。

 

2  犯罪成立を前提とした再犯防止目的の福祉的支援にならないようにすること
犯罪の成立を前提としてしか福祉的支援が受けられないということになれば、福祉的支援を受けたいがために、無実の障がい者が虚偽の自白をしたり、福祉的支援が利益誘導として用いられるという懸念を生じてしまいかねない。したがって、あくまでも福祉的支援となるような運用に留意されたい。

 

3  福祉的支援は、当該障がい者の自由な意思決定のもとになされること
福祉的支援は、あくまでも当該障がい者の自由な意思決定のもとになされることが必要である。もし、再犯防止のために福祉的支援が強制されることになると、それはもはや実質的な保安処分になりかねず、「福祉」の名に値しない。

 

当会は、司法と福祉の連携に期待し、「再犯防止対策室」の運用状況を今後とも注視し、罪に問われた障がい者の人権保障の見地から、適切な施策を運用・展開することにより、同対策室が社会復帰への支援を果たす役割に期待するものである。

 

2014年(平成26年)10月1日
大阪弁護士会
会長 石 田 法 子

 

キャンペーン「今,なぜロースクールで学ぶのか」について

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きょうの私の話は,弁護士としてというより,あるいは弁護士としてとともに,法科大学院の教員としてのPRです。

 

今月末から,主催・法科大学院協会,共催・日本弁護士連合会による,
「今,なぜロースクールで学ぶのか」が全国各地で開催されます。
10月25日(土)13時からの明治大学駿河台キャンパスでの開催が皮切りです。
関西では,11月30日(日)13時30分から京都大学吉田本部キャンパス(法経第4教室)で,京都にある法科大学院が中心になって開催されます。

また,12月13日(土)午後には,大阪弁護士会館を使い,こちらは大阪府下の法科大学院が中心になって開催されます。

兵庫県でも開催が予定されており,日程などが今後決まると思います。

 

法曹(裁判官,検察官,弁護士)になろうという希望者の全体に減少傾向がみられます。また,法曹になりたいと思っている人にも,予備試験経由を目指す人が増え,法科大学院を敬遠する傾向があります。
そういう皆さんに,法曹の魅力を伝えるとともに,「法科大学院で学ぶこと」の意味を伝えるための催しです。

予備試験のほうが司法試験にずっと合格しやすい,というように受け取られがちではありますが,少なくとも法学既修者については,いくつかの法科大学院のほうがむしろ合格率では優っています。
予備試験自体の合格しにくさもあり,お勧めできる途とは言いにくいというのが私の意見です。

また,いささかシニカルな言い方かもしれませんが,法科大学院で学んだ結果として予備試験に合格しているという例も多く見られるのです。

以前にもこのブログにちょっと書きましたが,法曹に必要な多くの資質のうち,予備試験で試すことができるもの,予備試験合格のための勉強で身につけることができるものは,ほんの一部です。

試験というものは,しょせんはその程度のものだと思います。法科大学院での勉強の中には,司法試験の合格のためには直ちには役立たないものも少なからずありますが,そのようなものの中に法曹にとって大切なものがありますし,今後もそうでなければならないと思っています。

 

各会場の催しの内容は徐々に決まって行きます。先輩法曹の話のほか,法科大学院出身の法曹と色々な会話ができる場も作りたいと考えています。大学の2~3年生を主な対象としますが,もちろんそれに限りません。例えば社会人で法科大学院を目指す人も歓迎です。

詳しくは「法科大学院協会」のHPをご覧下さい・・・なのですが,現時点においてはそれほど情報が詳しく書かれていないようです。
もう少したってから見て下さいね。

 

独立の報告&リーガルハイSP

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さて、10月1日をもって、独立&新事務所開設をいたしました。

これも多くの方々に支えられてのことですので、まずは、この場をもちまして、皆様方へ御礼申し上げます。

 

弁護士以外の方にとっては、弁護士の独立と言われても、何のこと?と思われるかもしれません。

簡単に言えば、自分の事務所を設立することですので、場所の選定、内装備品の選定、諸道具の用意、関係各所への連絡等、とにかく、全部、自分ですることとなります。通常業務と並行してやらないといけないわけで、御多分にもれず、私も9月はアップアップした生活を送っておりました。正直、もう一度、やれと言われましたら、逃亡しそうです・・・

 

ともあれ、独立して新オフィスで執務を開始できておりますので、これまで以上に、多くの方々に納得いただけるような仕事をしていかねばと思っている次第です。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

そして、次に宣伝です(笑)。

私が法律監修をしている「リーガルハイ」がスペシャルドラマとして、

11月22日(土)午後9時~午後11時10分(フジテレビ系列)

に放送されます。

http://www.fujitv.co.jp/legal-high/topics/index.html

今回は「医療過誤」がテーマです。

ぜひぜひ、ご覧ください!

詳細は、また、来月のブログで宣伝いたします(笑)。

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほないこか(^o^)丿1006」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

毎週月曜日よる7時からお送りする、MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」

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10月最初の放送は、中村克宏弁護士と中川澄弁護士のお二人です。

 

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続いて、本日の「法律のほ~」のコーナーでは、

 

 

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大阪弁護士会 消費者保護委員会の山田治彦弁護士に、今秋の臨時国会で成立する可能性があるともいわれている、『カジノ解禁推進法案』の問題点などについてお話いただきます。

 

今夜の放送も、お楽しみに!

函館の人権擁護大会のご報告

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10月2.3日、函館で日弁連(日本弁護士連合会)の第57回人権擁護大会が開かれ、初日に2つのシンポジウムが開かれた。

 

「北の大地から考える、放射能汚染のない未来へ-原発事故と司法の責任、核のゴミの後始末、そして脱原発後の地域再生へ」と「障害者権利条約の 完全実施を求めて-自分らしく、ともに生きる」と、原発問題と障がい者の権利を取り上げたもので、函館市民のご参加もあって、合わせて2000人以上の参加者を得て、盛会だった。

 

私はこの行事を担当する日弁連副会長でもあるので1日から函館に入り、3泊4日で滞在したが、いやあ、函館は美味しい!

 

なんといっても海鮮ものが新鮮。ちょうどイカ漁が盛りで、イカ釣り船の漁火が夜の海を彩っていた。

 

ホテルの朝食から海鮮どんぶり状態。イカもイクラもいやほど食べ、明らかに3泊4日、食べ過ぎて、怖くて体重計に乗れない。

 

と いうことで、最後の日のお昼ご飯は軽く済まそうと回転寿司に行ったが、回転寿司も、お・い・し・い!

 

大阪のお寿司屋さんでは見たことも、聞いたこともない地魚のネタに目を奪われること甚だしく、はっかく、油皮(あいなめ)、ほっきヒモの軍艦、 きんき、しまぞい等々、なんやのんこれというもののオンパレードで、しかもどれもおいしい。いつも真っ先に食べているマグロ、はまちには目がいかない。さんまの握りのネタのぶ厚さに感激し、貝だのなんだのとまわってくるおつまみに思わず手を伸ばし、「社長の飲むビール」という名前に魅かれてビールも飲みという状態で、とてもとても軽く済ませるどころか、たらふく食べてしまった。実は、予定では、この日はオバマさんが安倍さんに連れられて行った銀座の高級寿司屋さんを上回るというお寿司屋さんがあると聞き、しかもそこは私でも躊躇なく払えるお値段だというので、話のネタに行こうと思っていたところ、回転ずしの看板にふらふらとはいったが、私にはもう ここで十分満足。

 

最後に空港で食べた函館塩ラー メンもおいしかったし、函館で弁護士をしようかなぁと、ちらっと思う。

 

あれ?シンポのご報告をするつもりだったのに、あれ????  いつまに? どこで?

では、シンポのご報告はまた日を改めて。

キャンペーン「今,なぜロースクールで学ぶのか」について

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きょうの私の話は,弁護士としてというより,あるいは弁護士としてとともに,法科大学院の教員としてのPRです。

 

今月末から,主催・法科大学院協会,共催・日本弁護士連合会による,
「今,なぜロースクールで学ぶのか」が全国各地で開催されます。
10月25日(土)13時からの明治大学駿河台キャンパスでの開催が皮切りです。
関西では,11月30日(日)13時30分から京都大学吉田本部キャンパス(法経第4教室)で,京都にある法科大学院が中心になって開催されます。

また,12月13日(土)午後には,大阪弁護士会館を使い,こちらは大阪府下の法科大学院が中心になって開催されます。

兵庫県でも開催が予定されており,日程などが今後決まると思います。

 

法曹(裁判官,検察官,弁護士)になろうという希望者の全体に減少傾向がみられます。また,法曹になりたいと思っている人にも,予備試験経由を目指す人が増え,法科大学院を敬遠する傾向があります。
そういう皆さんに,法曹の魅力を伝えるとともに,「法科大学院で学ぶこと」の意味を伝えるための催しです。

予備試験のほうが司法試験にずっと合格しやすい,というように受け取られがちではありますが,少なくとも法学既修者については,いくつかの法科大学院のほうがむしろ合格率では優っています。
予備試験自体の合格しにくさもあり,お勧めできる途とは言いにくいというのが私の意見です。

また,いささかシニカルな言い方かもしれませんが,法科大学院で学んだ結果として予備試験に合格しているという例も多く見られるのです。

以前にもこのブログにちょっと書きましたが,法曹に必要な多くの資質のうち,予備試験で試すことができるもの,予備試験合格のための勉強で身につけることができるものは,ほんの一部です。

試験というものは,しょせんはその程度のものだと思います。法科大学院での勉強の中には,司法試験の合格のためには直ちには役立たないものも少なからずありますが,そのようなものの中に法曹にとって大切なものがありますし,今後もそうでなければならないと思っています。

 

各会場の催しの内容は徐々に決まって行きます。先輩法曹の話のほか,法科大学院出身の法曹と色々な会話ができる場も作りたいと考えています。大学の2~3年生を主な対象としますが,もちろんそれに限りません。例えば社会人で法科大学院を目指す人も歓迎です。

詳しくは「法科大学院協会」のHPをご覧下さい・・・なのですが,現時点においてはそれほど情報が詳しく書かれていないようです。
もう少したってから見て下さいね。

 

独立の報告&リーガルハイSP

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さて、10月1日をもって、独立&新事務所開設をいたしました。

これも多くの方々に支えられてのことですので、まずは、この場をもちまして、皆様方へ御礼申し上げます。

 

弁護士以外の方にとっては、弁護士の独立と言われても、何のこと?と思われるかもしれません。

簡単に言えば、自分の事務所を設立することですので、場所の選定、内装備品の選定、諸道具の用意、関係各所への連絡等、とにかく、全部、自分ですることとなります。通常業務と並行してやらないといけないわけで、御多分にもれず、私も9月はアップアップした生活を送っておりました。正直、もう一度、やれと言われましたら、逃亡しそうです・・・

 

ともあれ、独立して新オフィスで執務を開始できておりますので、これまで以上に、多くの方々に納得いただけるような仕事をしていかねばと思っている次第です。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

そして、次に宣伝です(笑)。

私が法律監修をしている「リーガルハイ」がスペシャルドラマとして、

11月22日(土)午後9時~午後11時10分(フジテレビ系列)

に放送されます。

http://www.fujitv.co.jp/legal-high/topics/index.html

今回は「医療過誤」がテーマです。

ぜひぜひ、ご覧ください!

詳細は、また、来月のブログで宣伝いたします(笑)。


MBSラジオ「弁護士の放課後 ほないこか(^o^)丿1006」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

毎週月曜日よる7時からお送りする、MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」

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10月最初の放送は、中村克宏弁護士と中川澄弁護士のお二人です。

 

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続いて、本日の「法律のほ~」のコーナーでは、

 

 

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大阪弁護士会 消費者保護委員会の山田治彦弁護士に、今秋の臨時国会で成立する可能性があるともいわれている、『カジノ解禁推進法案』の問題点などについてお話いただきます。

 

今夜の放送も、お楽しみに!

函館の人権擁護大会のご報告

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10月2.3日、函館で日弁連(日本弁護士連合会)の第57回人権擁護大会が開かれ、初日に2つのシンポジウムが開かれた。

 

「北の大地から考える、放射能汚染のない未来へ-原発事故と司法の責任、核のゴミの後始末、そして脱原発後の地域再生へ」と「障害者権利条約の 完全実施を求めて-自分らしく、ともに生きる」と、原発問題と障がい者の権利を取り上げたもので、函館市民のご参加もあって、合わせて2000人以上の参加者を得て、盛会だった。

 

私はこの行事を担当する日弁連副会長でもあるので1日から函館に入り、3泊4日で滞在したが、いやあ、函館は美味しい!

 

なんといっても海鮮ものが新鮮。ちょうどイカ漁が盛りで、イカ釣り船の漁火が夜の海を彩っていた。

 

ホテルの朝食から海鮮どんぶり状態。イカもイクラもいやほど食べ、明らかに3泊4日、食べ過ぎて、怖くて体重計に乗れない。

 

と いうことで、最後の日のお昼ご飯は軽く済まそうと回転寿司に行ったが、回転寿司も、お・い・し・い!

 

大阪のお寿司屋さんでは見たことも、聞いたこともない地魚のネタに目を奪われること甚だしく、はっかく、油皮(あいなめ)、ほっきヒモの軍艦、 きんき、しまぞい等々、なんやのんこれというもののオンパレードで、しかもどれもおいしい。いつも真っ先に食べているマグロ、はまちには目がいかない。さんまの握りのネタのぶ厚さに感激し、貝だのなんだのとまわってくるおつまみに思わず手を伸ばし、「社長の飲むビール」という名前に魅かれてビールも飲みという状態で、とてもとても軽く済ませるどころか、たらふく食べてしまった。実は、予定では、この日はオバマさんが安倍さんに連れられて行った銀座の高級寿司屋さんを上回るというお寿司屋さんがあると聞き、しかもそこは私でも躊躇なく払えるお値段だというので、話のネタに行こうと思っていたところ、回転ずしの看板にふらふらとはいったが、私にはもう ここで十分満足。

 

最後に空港で食べた函館塩ラー メンもおいしかったし、函館で弁護士をしようかなぁと、ちらっと思う。

 

あれ?シンポのご報告をするつもりだったのに、あれ????  いつまに? どこで?

では、シンポのご報告はまた日を改めて。

思い出の親子丼

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昼食には、事務所近くのお店で取ることが多くあります。行きつけの蕎麦屋さんでは、よく親子丼を頂きます。この「親子丼」、私は、これを頂きながら、ときどき思い出す親子がいます。

 

どうして親子丼は、「親子」丼っていうのでしょうか。鶏肉と鶏の卵はいわば親子なので「親子丼」、豚肉と牛肉と卵だと他人ばかりだから「他人丼」だということですね。
しかし、それに用いた鶏肉と卵は、正確に言うと、必ずしも真の親子かどうか分かりません。流通の現場から言うと他人(他鶏)同士であるのが事実でしょう。

 

実は、親子かどうかというのは、人間社会でも問題になることがあります。産み落とした母親ならば、病院での取り違えでもない限りは分かるでしょうが、父親となると「多分」という注釈つきになってしまいます。このため、日本では、社会生活での基本的なルールを定めた民法という法律で、一定の定めをしています。

 

少し難しい話ですが、結婚して役所に婚姻届け出をした夫婦において、妻が出産をした場合や、夫婦が離婚した後300日以内に妻が子を出産した場合、生まれてきた子どもは、婚姻中の夫婦の間にできた子(嫡出子)と推定されるという定めが民法にあります。これを「嫡出推定」といいます。つまりは、夫婦として戸籍上いた間に懐胎したのは、その夫婦間での行為によるのが通常だからという考えのもとで、とりあえずはその夫婦の子どもとして扱おうという決まりです。

この嫡出推定のために、その妻が、仮に他の男性との間で授かった子どもであっても、役所にその子の出生届を出すと、役所では、子を産んだ妻の「戸籍上の夫」との間の子どもとして、戸籍に入籍されてしまいます。この場合、夫が、この子は自分の子ではないと思った場合は、原則として嫡出否認という手続きで訂正を行うことになります。

 

20年ほど前のことでした。ある日、工務店を営む中年で実直そうな社長さん夫婦と当時小学生であった男の子が事務所にやってきました。
お話を聞きますと、その社長さんは、片田舎の出身でしたが大阪に縁があって出てきてから大工仕事を覚え、今は小さいながらも工務店を営んでいました。
そして、その間に、同郷の女性と知り合って大阪で同居をはじめ、夫婦同然の生活をしていました。小学生の男の子はその間にできた子で、お父さん似の丸い顔をしていました。

 

ところが、さらに聞きますと、同居していたその女性には、かつて別の男性と結婚していたのですが、ある日、その夫が出稼ぎに行くと言って出たまま何年も行方が知れず困っていた際に、今回の相談者と知り合って同居に至り子までもうけたのです。ところが、その男の子の出生届を出すと、行方不明の夫との間の長男として戸籍に記載され、苗字もその夫の苗字になったのでした。これが、先に述べた「戸籍上の夫の子であるとの推定=嫡出推定」の定めからくる戸籍上のルールからでした。

その後、大阪で親子3人の生活をしていたのですが、相談者である社長さんは、血は親子なのに戸籍上は苗字も異なる他人のような関係になっていることを不憫に思い、女性が病弱であることから今のうちに何とか戸籍上も父子の関係にしたいという希望を持っているのでした。

 

このような場合、婚姻中に生まれた子どもであっても、夫が長期の海外出張や受刑、長期別居等で、妻が夫の子どもを妊娠する可能性がないことが客観的に明白である場合には、夫の子であるとの推定を受けないことになるので、家庭裁判所に親子関係不存在確認の調停の申立てをすることができます。
また、その調停で双方が夫婦の子ではないと合意でき、家庭裁判所が必要な事実の調査等を行った上で、その合意が正当であると認めれば合意に従った審判がなされます。

 

私は、戸籍の附表などを調べつつ、親族等に手紙を出しながら、懸命に行方不明になっていた戸籍上の父親を捜しました。大変な苦労をした結果、ようやく所在も分かって、ここでは詳細を省きますが、法的な段取りをいくつか経たうえで、最終的に戸籍上の親子関係も解消でき、何とか望みどおりの戸籍関係にすることができました。

 

家庭裁判所での手続きに父子と一緒に出向いた際に、一定の解決の目途がついてほっとしていたとき、依頼者であるその社長さんから、昼食を一緒にとのお誘いを受けて、子どもさんとも一緒に、裁判所近くの店に入りました。そのお父さまから、何になされますかと聞かれた際に、何気なくいつものように言ってしまったのが、「親子丼いただきます」でした。言ってから、親子関係の処理で来ているその親子の前で、なぜわざわざ親子丼を選んだのかなと思ってしまいましたが、そのときに父親と目があって、お互いに笑みが浮かび、互いに、あはは・・と、思わず笑い合ってしまいました。何となくほのぼのした思いで、3人全員で親子丼を食べました。

食べながら、我が子の食べ方に注意をする父親の姿を見ながら、そこに親子のきずなの深さを感じ強く感じました。ああ、よかったとも。

最近、実は、そのときの子が、別の相談のために、実の父親と一緒に事務所にやってきました。あのとき小学生だった子が、素晴らしい青年になっていて驚嘆しました。聞くと、今は父親の工務店を手伝いながら大工仕事をしていると教えてくれました。
お父さんも、戸籍上でも実の子となった息子が、自分の仕事を継がせることのできる安心感に満ちている感じを受けました。

 

その日の昼食も、いつもの蕎麦屋で親子丼を食べながら、懐かしく思う親子のことでした。

 

10/28、講演会-「女性の活用」の時代-

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大阪弁護士会広報室の小島です。

 

10月28日、大阪弁護士会館にて、講演会 「日本型企業社会の行方を考察する-「女性の活用」の時代-」を開催します。

 

現在の安倍政権は「女性活用」を重要な成長戦略としています。
今回は、これからの「女性の活用」の実践的なあり方を考える講演会を企画しました。 

 

講師の木本喜美子氏(一橋大学大学院社会学研究科特任教授)は、戦後の日本型企業社会の特質について、ジェンダー、労働の視点からの実証研究を続けているベテラン社会学者であり、混沌期にある日本型企業社会の本質を鋭く切り込んだ内容となります。 

 

講演後には、木本喜美子氏に加え、大学にてジェンダーを研究された室谷光一郎弁護士、企業の現在をよく知る企業内弁護士の南裕子弁護士(積水化学工業株式会社)を交えて、パネルディスカッションを行います。 

日本型企業の特質を知ることは、企業に内在する問題点の把握・理解に繋がる貴重な機会ですので、是非、お越しください。 
 
【実施要領】 
日 時:2014 年 10 月 28 日(火)午後 6 時~午後 8 時 
場 所:大阪弁護士会館 
講 師:

木本喜美子氏(一橋大学大学院社会学研究科特任教授) 

 

パネルディスカッション:

木本喜美子氏

室谷光一郎弁護士

南裕子弁護士 

 

詳しくは大阪弁護士会HPをご覧ください(PDFファイル)。

http://www.osakaben.or.jp/event/2014/2014_1028.pdf

 

10/22 ランチタイムコンサート、開催!

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大阪弁護士会広報室の小島です。

 

10月22日(水)のお昼、大阪弁護士会館において、日本センチュリー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏コンサートを開催いたします。

入場料は無料、事前お申し込み不要です。是非お立ち寄りください!

 

 

日時:2014年10月22日(水) 12時10分~13時00分

場所:大阪弁護士会館1階ロビー

 

演奏者: 

ヴァイオリン/道橋倫子、池原衣美
ヴィオラ/丸山 奏
チェロ/高橋宏明

 

曲目:

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 他
※当日、曲目が変更になる場合がございます。

 

詳しくは大阪弁護士会HPをご覧ください。

http://www.osakaben.or.jp/event/2014/2014_1022.php

 

 

 

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほないこか(^o^)丿1013」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

毎週月曜日よる7時からお送りする、MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」

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本日、体育の日の放送は、松井良太弁護士と寺田有美子弁護士のお二人でお送りします。

 

続いて、本日の「法律のほ~」のコーナーでは、

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8月29日に大阪弁護士会で実施した、『ベネッセ情報漏洩110番』

について、大阪弁護士会 消費者保護委員会の村上覚朗弁護士にお話いただきます。

 

 

台風19号が接近しています。大きな被害が出ないことを願っています。

 

10年経過

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といっても、時効の話題ではありません。

 

私事ではありますが、

平成16年10月1日、

大阪弁護士会に弁護士として登録しました。

今年10月で、弁護士となって

丸10年が過ぎたことになります。

 

最近の弁護士登録は

12月末ころになっているので、

私のころよりも時期がずれていますね。

私よりも数年前は4月からの登録だったそうです。

 

10年目を迎えて、

何かが変わるということでもありませんが、

弁護士としてよく言われるのは、

「若手」と呼ばれる世代を終えるということです。

 

これまでも「若手弁護士」といわれることには、

やや(いや、かなり?)違和感もあったのですが、

ついに中堅に分類される世代になったわけです。

 

先日、東京の日弁連会館に行く機会がありましたが、

「10年前、ここの2階クレオで入会式をやったな~」

などと思い出したりもしました。

 

そのうち、所属する会派から、

10年目の区切りの原稿を書く依頼もあると思うのですが、

登録した月が10月だったものですから、

このブログでも書いてみようと思いました。

 

 

付記

 

前回のブログで、写真を忘れていた

実家の「月見だんご」です。

時期には遅れていますが、

最近も月食が話題になったりしましたし、

せっかくなので写真を挙げておきます。

よもぎだんごも使われています。

 

 

 


10/30 秘密保護法・集団的自衛権・共謀罪を考える市民集会を開催します

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大阪弁護士会広報室の小島です。

 

大阪弁護士会では、10月30日、市民集会「日本はどこに向かうのか?~秘密保護法・集団的自衛権・共謀罪を考える~」を開催します。

 

 

日時: 2014年 10月 30日(木) 午後6時30分~午後8時30分

場所: 大阪市中央公会堂 大集会室

 

特別ゲストとして、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の福本ヒデさんと山本天心さんにもご登場いただきます。

 

 

詳しくは、大阪弁護士会HPをご覧ください。

http://www.osakaben.or.jp/event/2014/2014_1030.php

MBSラジオ「弁護士の放課後 ほないこか(^o^)丿1020」 今夜放送

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大阪弁護士会 広報室の北野知広です。

 

毎週月曜日よる7時からお送りする、MBSラジオ1179「弁護士の放課後 ほないこか」

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本日のご出演は、上将倫弁護士と寺田有美子弁護士のお二人です。

5月の放送から出演いただいたメンバーとは、今夜の回が最後となります。11月からはまた新しいメンバーでお送りいたしますので、どうぞお楽しみに。

 

 

続いて、本日の「法律のほ~」のコーナーでは、

 

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大阪弁護士会 秘密保護法対策本部の笠松健一弁護士に、10月30日に大阪市中央公会堂で開催する、市民集会「日本はどこに向かうのか?~秘密保護法・集団的自衛権・共謀罪を考える~」についてご案内いただきます。

 

くわしくは、大阪弁護士会ホームページをご覧いただき、多くの方のご参加をお待ちしております。

市民集会「日本はどこに向かうのか?~秘密保護法・集団的自衛権・共謀罪を考える~」のお知らせ

 

 

 

『ホップ・ステップ・ランニング!』

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大阪弁護士会にある会派の企画で,
アシックス・ジャパン株式会社さんとのコラボ企画
『ホップ・ステップ・ランニング!』をやりました!

 

これは,「運動不足だなぁ…。」,「ダイエットしないとな…。」と
長らく思いながら実行に移せなかった弁護士の方々に,
アシックス社さんの協力を得て
お手軽にスタート出来るランニングをお膳立てしようとしたものでした。

 

この企画のすごいところは,イベントに参加すれば,
自然とランニングを習慣にしていく準備ができてしまう点でした。

 

 

まず,①ランニングというスポーツについての
基礎知識やランニンググッズ選びの基本講座があり,

 

次に,②アシックスストア大阪にて,ランニンググッヅを揃え,

 

そして,③アシックス社の定例イベント
「大阪城公園でのナイトランニング」で,実際に走りました。

 

それから集大成として,④平成26年9月28日,
「大阪城公園リレーマラソンフェスティバル」
略して「マラフェス」へ出場しました!

 

以下,レポートです。

 

 

打ち合わせは,アシックス社さんとの打合せでした@尼崎。
アシックス社さんは,神戸の会社です。
 

 

まず,企画第1弾は,7月上旬,大阪弁護士会にて,
アシックス社さんから専門スタッフの方に来て頂き,
①ランニングの基本講座をやっていただきました。
シューズ一つをとっても奥が深い!

「マラソン」というと敷居の高いイメージがありましたが,
そんな構えなくていいんだ,とほっとしました。
 

世界のマラソン大会の紹介もあり,素人ながらにも
走ってみたい,やってみたいとヤル気が高まりました。

 

企画第2弾は,7月中旬
②アシックスストア大阪にてランニンググッズ購入の企画ですです。
 

靴を選ぶのに,足のサイズを正確に測り,走り方を映像で分析し,
自分の足や走り方に合う靴を勧めてくれました。

 

 

運動を始めようとしても,商品の多さに途方に暮れていた
我々にランニンググッズ選びの指針が示され,すごく助かりました。

全身コーディネイトしました!

 

 

それから,企画第3弾は,8月上旬,③大阪城公園での
アシックス社の定例イベント「ナイトランニング」の
初心者向けコースで,実際に走りました!
 

大阪城公園のコースを走りたい方に便利なのが
『JOGLIS大阪』(http://osaka.joglis.jp/index.php)です。
シャワー,ロッカー完備です。
 

アシックスストアのスタッフさんからストレッチ方法などの
指導を受け,わいわいいいながら,
みんなで約5キロを走りました!
走ってみると,予想以上に楽しいし,すがすがしいです。

 

 

そして企画の集大成は,9月28日のアシックス社協賛イベント
「大阪城公園リレーマラソンフェスティバル」
略して「マラフェス」へ出場しました!
 

 

私たちのチームは,20kmのコースを7人で分担して走りました。
みんなでつなぐタスキリレーだからこそ,走れました!
 


結果は・・・約200チーム出場する中での24位!
予想以上の好成績です!その後のビールも美味しかった☆

 

今後は,会派内でランニング同好会が結成される予定です。

今週末は大阪マラソンですね。
来年は,同好会でこれを目指すとか,目指さないとか。

アシックス・ジャパンさん,本当にありがとうございました!!

【ご注意ください】法律事務所名などをかたった振込詐欺

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大阪弁護士会よりお知らせです。

 

当会所属弁護士の法律事務所名などをかたった振込詐欺事件が発生しているとの情報が寄せられました。
お心当たりのない、法律事務所や弁護士名を名乗る者から連絡を受けた場合は、すぐには応じずに相手の身元をご確認いただくなど十分にご注意ください。

 

このような電話や文書、メールなどを受け取られた場合は、

 

1.すぐには絶対支払わない。

 

2.事務所名だけではなく、弁護士名、事務所住所、電話番号なども必ず確認する。

 

3.かたられた事務所名、弁護士名、事務所住所、電話番号が実在する法律事務所及び弁護士かどうか、連絡先が正しいか否か、大阪弁護士会(06-6364-1225・平日9時~18時)にただちに電話し、確認する。

 

との対応をおすすめいたします。

 

※ 実在する事務所名、弁護士名をかたることが考えられますので、それらの名称だけではなく、事務所住所、電話番号が正しいかどうかについても、必ず確認してください。

10/22 日本センチュリー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏コンサートを開催しました

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大阪弁護士会広報室の小島です。

 

10月22日(水)のお昼、大阪弁護士会館において、日本センチュリー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏コンサートを開催しました。

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<出演> 

日本センチュリー交響楽団

道橋倫子(ヴァイオリン) 池原衣美(ヴァイオリン)

丸山 奏(ヴィオラ) 高橋宏明(チェロ)

 

 

<曲目>

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク

 第1楽章

アンダーソン:舞踏会の美女

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」

  I. Allegro ma non troppo 

  II. Lento 

  III. Molto vivace 

  IV. Vivace ma non troppo

 

 

次回のロビーコンサートは、11月19日(水)に予定しております。

芸術の秋です。素敵なランチタイムをお過ごしください。

 

↓詳しくは、大阪弁護士会ホームページへ

11/19 佐藤満実子さんら演奏によるランチタイムコンサートを開催いたします

 

 

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